シボ さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
後輩君が先輩になった話も観たいな!
変わり者で問題児ばかりが暮らす学生寮のさくら荘。
そこには拾ってきた猫を置けない理由から一般寮からやってきた
優しい主人公 空太も住んでいました。
ある日、自分ではパンツも履くことの出来ない生活破綻者の椎名ましろがやってきます。
一人では何にも出来ないましろの世話係「ましろ当番」に空太が任命されて寮でのちょっとエッチなドタバタ生活がスタートします。
さくら荘のメンバーは超個性的で
ましろの従姉妹で、自由な感じで合コンに出かけちゃう千尋先生。
ぶっ飛んだ性格だけど学年1位の成績だったりアニメーターとして天才的な実力を持つ美咲先輩。
本当に高校生かって思うほど落ち着いていてるけど、実は人妻を含め
多数の女性との関係がある仁先輩。
引きこもりだけど、天才的なプログラマー、長い髪の龍之介。
声優を目指して日々バイトしながら頑張ってる七海。
それに主人公の空太にヒロインで天才的な絵の才能を持つましろ。
この作品は才能ってやつがとっても厳しく?現実的に描かれています。
絵の世界では天才で、漫画を描き始めても結果を出しつつあるましろに
アニメーターとして天才的な実力の美咲。
(天才達は常人とは、根本的に違った集中力で制作に没頭してたり普通じゃない姿もちゃんと描かれてます)
空太に七海は努力しているのになかなか良い結果がでません。
時に天才で結果を出してしまう存在が身近にいるだけに、自分の結果が出ないのを才能って言葉で片付けようとしたりしてしまいます。
学園ものでの一大イベントの文化祭、卒業式はどちらもとても良かったな。
さくら荘のメンバーで参加した文化祭。
自信を失いかけてた空太を中心にして、さくら荘のメンバーそれぞれの才能を生かして作り上げた「にゃゴロン」
こんなの作っちゃうさくら荘のメンバーは凄い。青春だ~!!
夜の学校のプールに忍び込んではしゃぐシーン。
走りながら見上げる打ち上げ花火。
青春のド定番って感じだけど、とにかくみんなが走ってるだけで爽快感
あるんだよな~。
終盤は泣けるシーンの連続でした。
ましろがさくら荘がなくなるのは自分のせいと、出て行ったシーン。
ましろを探す時の七海の精一杯の告白。
(好きとは言えなかったけど、気づかない空太の鈍感力って・・・)
そして空太の背中を押す七海にはホントに幸せになって欲しいよっ。
駅のホームでのましろへの告白。
妬み、嫉妬心をさらけ出してやっと気持ち伝えたな~。ちょっと遅いけどましろの涙には泣けました。
その後での七海とましろが抱き合うシーンは素敵でした。
さくら荘はみんながいるからさくら荘。
リタと龍之介を含めて学校へ走っていくEDはやっぱり青春最高!!
クライマックスの卒業式。
美咲の答辞。
美咲のあの暴走したくらいの表現っていつも寂しさの裏返しなんですよね。
さくら荘に入った時の孤独なスタートから、卒業するまでの青春の日々を振り帰りつつ、仲間との絆を語ります。真っすぐにさくら荘のメンバーそれぞれ一人一人に語り掛けるシーンは泣いちゃいました~。
他の生徒には関係ないかもだけど、必死に話す美咲の言葉は、署名を校内で必死に集めてたのを観てただろうし、伝わったのかなって。
先生の制止を振り切ってでの空太の叫び! 七海の叫び! ましろの叫び!
それにあおられての生徒の爆発!(水高のみんな~最高だ~!)
メッチャ熱くて、青春で、こりゃダメだ~涙出る~~!!
元生徒会長の「さくら荘の人達を羨ましく思ってたのも事実」って言葉にそれって観てる自分も同じ気持ちだよって。
手をつないでの校庭へ走る「今日の日はさようなら」のED。
また走ってるし。さくら荘ってやっぱ最高だよっ!!
最終話
なんだかんだお似合いのリタと龍之介。メイドちゃん素敵でした。
仁と美咲のなんだかんだでのハッピーエンド。
桜の木を前に空太とましろすっごい綺麗な絵でした。
ラストは新しい後輩達に妹ちゃんもさくら荘に入ってきましたね。
高校3年になった空太やましろ達のその先のストーリー、そして彼らの
卒業を見届けたいな。
最終話のEDも素晴らしかった!!
過去のシーンを振り返るフラッシュバック。印象的なセリフ
ましろのあの囁きボイス、空太の叫び、
「なんでうちじゃあかんの、うわ~~」七海の叫び!
仁と空太のぶつかり合いに、美咲の切ないつぶやき。
龍之介の言葉。
「色々~、いっぱいありがと~~」
こんなED、絶対泣きます。何度も観ていたい。
とっても感動したし、是非続きを作って欲しい作品でした。