Jun さんの感想・評価
4.1
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
夏休み、男子校との文化祭準備、文化祭、体育祭、修学旅行
OVAだけあって、絵は綺麗になっている。紅バラも椿のようではなく、しっかりバラに見える。特に木造校舎、別荘地の自然、イタリアの名所は引き立っていた。ただ体育祭だけはカロリーが高いのか紙芝居レベル。お嬢様達の体育アクションを見たかったが、残念。
妹を作るかどうかという課題は深入りせずに次期にに持ち越し。上流階級子女からの差別は設定としてよくあるが、サチコ、ユミの感情の起伏がよく絵になっているし、何より安定した信頼関係から安心して見ていられる。春の時とは違う。文化祭関連でも、二人の安定した信頼関係が見せつけられる。
現実には、絶対的な信頼関係などあり得ない。人間は自分自身でさえ時に傷つける。頼りない存在。
だから、こういう現実世界線のネバーランドでおこる話はファンタジー以上に夢物語で甘美に感じる。