くろゆき* さんの感想・評価
3.1
物語 : 2.0
作画 : 5.0
声優 : 3.0
音楽 : 2.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
ホモ・サピエンスの一個性風情が自然現象に倫理を問うな
原作未プレイ。
初回1時間スペシャルというわりには描画ちょっと微妙。
登場するヒロインはかなりぶっ飛んでいたがまあそういうものかなという感じで、不思議と違和感はあまりなかった。
主人公達のやりとりや行動などに残念感が満載されていたけども、ファンタジー成分思いのほか多めで視聴継続。
2-3話とコミカルな部分はそこそこ面白いのだけど、視聴者をだまし討ちするのが常道といった雰囲気のせいで、
普通に見れば良いのか真面目に見れば良いのか裏があっての虚飾として見れば良いのか、スタンスに安定感がなくて困る。
ヒロイン毎のエピソードに世界観みたいなものズレというか違和感のようなものは感じたけれど、
基本的には主人公はあまり深入りしてなかったし、人物紹介としてはさくさく進んでよかったと思う。
どのヒロインにもとても重いシリアス要素があるのは定番なのかもしれないが、本作はそれほどきつさは感じなかった。
オカルト研究会活動停止時の主人公の熱弁は、自ら求めた居場所とか友情とかだったと思うけれども、
周り見ると知り合いの女の子集めてきてるだけで、共感するには無理あるしお話に乗っていけない残念なポイントになった。
学園オカルト物かと思っていたのだけれども、壮大なお話に一気になってしまった。
社会的な環境問題ぽい感じから、どちらかというと宗教に近いような解釈の問題にお話が移っていったのも残念
答えがないのが答えみたいななんとも微妙な印象。
地球と人類の命運を握る2つの勢力の争いの中、主人公とカギを必要として守る側が狂信的に見える宗教団体で、
排除しようとしていた側が合理的で正しそうに見える組織だったのは、設定というか見せ方が面白かったと思う。