くろゆき* さんの感想・評価
4.3
物語 : 3.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
三色団子姉妹
本作は、シンフォギア装着者たちとパヴァリア光明結社との戦いが描かれている。
戦闘中での歌声が「闘いながら歌っている」ようなリアル感がかなり増したような気がする。前作「GX」から引き続きイグナイトモジュールが使用されているのも嬉しい。また、サンジェルマン達との決戦においてはクリス&マリア、翼&調、響&切歌といった意外な組み合わせでコンビネーションや合体技を発揮して勝利を掴むシーンも熱かった。そして、最終決戦ではシンフォギア恒例のXDモードは登場しないものの、その代わりに響が仲間達やサンジェルマン達の力を借りて黄金の姿にパワーアップして大活躍してくれた。
キャラの面でも
・相変わらず「へいき、へっちゃら」の響。終盤で破壊神になってしまうものの仲間や未来のおかげで救われた。それにしても、響はどうも不穏な目にあうことが多いような気が...
・今までのシリーズと比べて出番は抑え目だが、響達を導く先輩として勇敢に戦う防人の翼。本作では一度も泣かなかったし、奏への思いが今も彼女を動かしているのも良かった。あと、最終回でのトマ...いやなんでもない。
・前作に引き続き響や切調コンビの先輩として奮闘しつつ、自分の過去と向き合って成長したツンデレのクリス
・自らの過去と改めて向き合って新型Linkerの生成へと繋げてくれたマリア
・切歌以外の仲間との壁を作っているが故に悩んだが、調神社での出来事や翼の呼びかけで成長した調
・相変わらずの明るさで和ませてくれる切歌
・冷酷ながらも仲間を思いやり、自分の信じる正義のために戦ったサンジェルマン
・単なるパープリン女かと思いきや自分の気持ちに正直なところが魅力であるカリオストロ
・無愛想ながらも信じるサンジェルマンのために戦ったプレラーティ(名前覚えにくい...)
といった感じにシンフォギア装着者とサンジェルマン達の人間ドラマは上手く描かれていた。また、「ひだまり」の未来が起こした奇跡や、相変わらず頼りがいのある熱い師匠の弦十郎、そしてラスボスのアダムのインパクトの強い悪役ぶりも忘れてはならない。ティキ?あいつはイカレてるし...