tomledoru さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
古い作品ですが,よく耳にするタイトルなので見てみました。
SFラブコメと日常ラブコメが混在したような作品です。
悪い意味で言っているのではありません。
全体としての,物語の骨子は,
草薙桂・縁川小石・水澄楓・森野苺・間雲漂介・四道跨
の6人の仲の良いメンバーに
風見みずほという銀河連盟から派遣された辺境惑星の駐在監視員
が加わったことで(風見みずほがティーチャー)
物語が一見草薙桂自身にはうれしい成り行きであっても
周りの人に結婚という事実を隠さねばならなくて
傷つけてしまうという点で
よい方にも悪い方にも動き出します。
風見みずほが教師という固い職業であるところに
草薙桂との距離の取りにくさがあって,それが
かえって面白い設定になっています。
風見はつほ・風見まほの親子の登場も
妹・まほの暴走が面白いです。
決して誰かが悪いわけではないのですが
もどかしい場面がたくさん出てきてドギマギさせられます。
縁川小石との三角関係ではひどいなあと感じる部分もあり
いくら森野苺の「仮死」状態になる病が絡んでいたとしても
先生との関係をあやふやにして
皆を傷つけるのにはなかなか理解しがたいものがあります。
銀河連盟の裁判官によって駐在監視員を
剥奪され,銀河連盟本国へ送還され,彼女に関わる全ての
地球人の記憶を封印されても仕方がないことですね。
草薙こずえ(姉)の幻影を振り切って現実世界で生きることに
草薙桂が決めたのは正解だったと思います。
1年後全く同じ状況で再び先生が現れて,草薙桂の記憶も
元に戻り,急加速で接近するのは前半とはずいぶん雰囲気が
違い,夫婦生活も順調に運ぶにはいいのですが,13話
は,半分余分だったと思います。
縁川小石も山田先生と少しずつ打ち解けていい感じですし,
森野苺も家族と和解できて,とりあえずはハッピーエンドかな。