aRXnD86464 さんの感想・評価
1.0
物語 : 1.0
作画 : 1.0
声優 : 1.0
音楽 : 1.0
キャラ : 1.0
状態:観終わった
つまらない
イントロスキップや10秒スキップ等を多用して約一時間で見終えた。
はっきり言って全く面白くなかったので、わざわざ時間を割いて見る必要は全く無い作品だった。
作中には、ノーボーダー、フリー○ックス、マリ○ァナパーティー、人類皆穴兄弟、といった具合に、NETFLIX特有の偏った思想性と価値観が露骨なまでに作中へ投じられていた。
そのため、自己抑制が苦手で欲望と快楽に弱いマリファナ中毒者や、分別のない淫乱で不潔なカルチャーに対し抵抗を感じないヒッピーのような人間にしか、本作を楽しみ称賛することはできないだろう。
その一方で、既にNETFLIX脳を有しているような人にとっては、共感できる部分が多い作品となるだろう。
それほどまでに「分かりやすい」作品。
要するに本作は、NETFLIXが掲げる思想と価値観普及のためのプロモーションビデオだ。もちろんプロパガンダとしても機能するだろう。
見る人によっては、すぐに「それ」とわかる露骨な表現や情報で埋め尽くされている。
各企業や各メディアそれぞれ独自の思想や価値観をプロモーションする行為自体をとやかく言うつもりはない。
ただし、本作の場合は、その「やり方」が非常にお粗末だったことを指摘しておきたい。手腕としては全く誉められる部分が無い。
妄言や綺麗事で片付けられてしまうような脆い思想や価値観の重要度を上げたいがために、対比として下衆な状況を山ほど用意するやり方はシンプルに芸がないと思えた。理性的な態度で批判せず、悪質な印象操作を用いることで視聴者を欺こうとする体たらくな姿勢は全く感心できない。
そもそも実際に現場で作っている人々がそうした事に関心があるかは疑問だが。
時勢も踏まえ、本作については、あえて批判的な態度で視聴するべきだと思えた。
なぜなら本作は、何も考えずに見ている人が「本当に日本が無くなった方が良い」と思えてくるように、作品がデザインされているからだ。