とろろ418 さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
それでも私は笑うのだ
良くも悪くも異質な最終回でした。
個人的には正直肩透かしを食らいましたが、作品としてはこれが正解な気はしますね。
とにかく「笑って欲しい」という意思を強く感じました。
まあそれまでの流れを汲んでいたら、名作感が増していただけに勿体なくも思いますけど。
具体的な評価としては、割と一辺倒になるギャグマンガが多い中、上手い感じに右や左からパンチが飛んできた印象で、最後まで新鮮さを保っていた気がします。
18歳編の演出も相まって緩急も見事でしたし。
まあ主題自体は逆に一貫してましたが、そこはラストに繋がる伏線のようなものだったので、寧ろプラス評価して良いかと。
あとはタイトルですかね。
『描く仕事』と『隠し事』の単なるダブルミーニングかと思っていたのですが、最終回で『秘め事』と来て『姫の事』、『可久士の事』という意味もあったのかとようやく気付きました。
某錬金術漫画の「真実の奥のさらなる真実……」みたいで勝手に唸りましたね。ここまでまんまと餌に釣られたのは久しぶりかもしれません。
いや、気付かなかった方が可笑しいんですけどね。
まあそんな感じで、最終回では各々受け取り方が違うとは思いますが、見て損はない作品だと思いました。
もし気に入らなかったら「くだらねえな」と笑い飛ばしてあげればいいはずです……たぶん。