Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
今日の放課後、君に伝えるから。
この作品の原作は未読です。
見始めた瞬間に感じたのが、例えようのない既視感…
と思って完走後にwikiをチラ見して分かりました。
2017年の秋アニメとして放送された「いつだって僕らの恋は10センチだった。」と登場キャラが一緒だったんですね。
制作の時系列は、劇場版2作→TVアニメ版という流れでした。
物語的にもTVアニメ版より時間軸が前っぽかったし…
だからもしTVアニメ版を視聴するなら、その前に劇場版の視聴をお勧めします。
…って、ここで書いても意味ないかもですケド^^;
これが最後の練習だから…。
桜丘高校3年の榎本夏樹は、幼なじみの瀬戸口優に片思い中。
けれど、素直になれず、優を告白の"練習"相手だと言ってしまう。
ホントの気持ちをごまかし続ける中、
夏樹はクラスメイトの綾瀬 恋雪にデートに誘われるけど…?
夏樹の"練習"は"本番"を迎えることができるの!?
公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。
まず、この作品の素晴らしいところ…
起用されている声優さんがムッチャ豪華なんです。
女の子の主要登場人物を演じるのが、ハルカス、あすみん、愛生ちゃんなんですよ。
この3人が全力で恋している乙女を演じるんです…
これが凄くない訳…ありませんよね。
最近、心が荒んでしまったからか、恋愛作品であまり涙腺が緩まないようになったと思っていました。
つい先日視聴した「イエスタディをうたって」でもウルっときたのはリクオをアパートの階段で見かけたハルの言動くらい…
成長したのか、はたまた衰えたのかは分かりません。
だからこの作品でもそうなのかな…と思っていました。
でも、違った…
ラストのハルカスの演技…あれ、反則じゃありません!?
あれはヤバい…
まだ視聴したときの余韻が残っていますから…
いやぁ、あっという間に涙で前が見えなくなっちゃいましたよ^^;
こういう作品だったら時系列でちゃんと見たかったと少し後悔しましたが、wikiによると「中高生に特化した宣伝が行われたため、上の世代にはほとんど知られていない。」と書かれていました。
ですが、対象を中高生のみにしておくのは勿体無い作品だと思います。
確かに、上の世代…しかも私の年齢くらいになると、もう恋愛なんてすることもないでしょうし、自分の恋愛なんて微塵も興味はありません。
でも、良い作品に触れて感動する権利くらいは、未だ残っていると思うんですよね。
きっとTVアニメ版を視聴していなかったら、スルーしていた作品だと思います。
あぶない、あぶない…
主題歌、挿入歌とも、HoneyWorksさんの楽曲が使われていました。
HoneyWorksさんの楽曲って、他のアニメでも結構使われているよね~と思っていたら、アニメとは「CHiCO with HoneyWorks」としてタイアップしていることが多いみたいでした。
上映時間が1時間強の作品でした。
恋愛モノの好きな方にはお勧めできる作品だと思います。
片思い進行中の目線や仕草、ちょっとした言動にキュンキュンできると思いますよ。
私はしっかり堪能させて貰いました。