やぎゃあ さんの感想・評価
2.8
物語 : 2.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
クライマックスのシナリオがチープな気が・・・?
ゲームは旧作は未プレイです。新作も未プレイですが、実況配信で4章?(配信OK区間)あたりまで観ました。なので世界観はなんとなく把握済みの状態で視聴。
そのシナリオが映像化されたのかと思い、続きが気になって視聴を決めたのですが、オリジナルストーリーでしたね。・・・まぁ、それは良いです。
それよりも、尺の問題なのかわかりませんがクライマックス(11・12話あたり)の話の展開がやたらチープに感じました。
①
{netabare}
試製桜武(しせいおうぶ)とか天神(てんじん)の登場は、旧作を知ってたら熱い展開なのでしょうか?いきなり出てきてわけわからん状態でした。
空中要塞突入後、大量の敵を前に帝国華撃団全員で戦っても絶体絶命の中、いきなり届いた最強兵器『試製桜武』で敵を一掃・・・。
巨大化したカミンスキー相手に、クラーラが最終話にして初出撃!?しかも初登場の最強兵器『天神』に乗って!?ここまで散々降魔としての力を見せつけたのだから、クラーラはてっきり肉弾戦かと思ったら・・・天神??どちら様ですか?しかも合体!?何それ!?ここまでに一切出てこなかった要素がいきなり!w
このアニメから視聴した勢からしたら、ぽかーん・・・では?この後もしばらく話が続き活躍の場があるなら徐々に受け入れていけますが、クライマックスでいきなり『最強兵器、満を持して登場!!』みたいに出て来られても・・・いや、えぇ?知らない子ですね。
{/netabare}
②
{netabare}
レイラがカミンスキーに捨て駒にされ『死ね』と言われた時、レイラが『愛の力』と言い出して自分の胸に手を突っ込み、洗脳の原因物質を取り除く・・・。いや、普通に意味がわからなかったです。脈絡というか何というか・・・。
だってレイラは『お前(サクラ)の言う通り、私は利用されている』って自覚してたましたよね?自覚した上で『“美しい”という言葉に救われた。この人(カミンスキー)の役に立ちたかった』と、甘んじて受け入れてたって言ってましたよね?
洗脳されていようと『妹を心配していた気持ち』も『カミンスキーに惚れていた気持ち』も本心でしたよね?カミンスキーの洗脳は、そういった感情を利用してコントロールしている、と設定説明してましたよね?
なのに捨て駒にされた途端覚醒したら、何と言うか・・・・『本当の愛の形はこう!私の愛であなたの目を冷ます!』的な展開になってましたが、ただの『捨てられた逆恨み』に視えました。『捨て駒にされたこと』で覚醒する流れがわかりませんでした。
それに洗脳の力の正体もよくわからんかったのに、『愛の力』によって洗脳されていると認識し、原因物質の存在も把握し、いきなり物理的に取り除けちゃう。そしてクラーラの洗脳物質も取り除けちゃう。・・・気合いとノリで何でもありですか。
いや、たぶん私が上記の流れに『辻褄が合っている』と感じていれば、このノリは受け入れられた気がしますが。
{/netabare}
③
{netabare}
クラーラが降魔と人間のハイブリッドで、人知を越えた破壊の力があったのは良いんですが、それを機械に取り込んだ瞬間、急激に『僕の考えた最強兵器!』感が出てなんかすごく安っぽくなったなぁ、と。『暴走する圧倒的な力』と『コントロールされた力』だと、印象がだいぶ変わりますね・・・。
しかもその機械は実はクラーラの力を吸収・貯蔵する機械で、その力をカミンスキーが吸収すれば神になれちゃう優れもの!(でも何故か裸になっちゃうよ!)最終的には神と要塞が合体して巨大化までできちゃうから驚きだね♪
何だろうな・・・カミンスキーのこの吸収能力はもう少し前に説明した方が良かった気がします。11・12話でいろんな設定を詰め込み始めても、急すぎて設定を受け入れる前に話が終わってしまった感じですかね。
{/netabare}
・・・知らない機体・設定・技術が次から次に出てきて、完全に置いてけぼり状態。おそらく1つ1つの要素だけならまだ許容できた気がしますが、①②③の合わせ技で話について行く気力が失われてしまったんだと思います。
尺に余裕があったら、もうちょっと丁寧に話を展開してくれてたのかなぁ・・・?もうちょっと事前に情報を出して、思わせぶりなフラグを多めに立ててくれても良かったんじゃないかなぁ・・・。全部唐突すぎて『え?あ、はい・・・』って感じになってしまいました。