シン☆ジ さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
壮絶・凄惨。。仇打ち娘が百人斬りの侍と共に、非情の剣豪集団に復讐する、大人向け活劇の傑作
アフタヌーンの漫画が原作。(未読)
ライデンフィルムによる再アニメ化らしいけど前作は未視聴。
もう、なんというか。。
人を斬るシーンが壮絶。
女性含む人をいたぶった後のシーンも凄惨。
背景だけでなく動画もスムーズで綺麗。
敢えて言うけど、これぞ日本アニメかと。
百人斬りなワリに相手も強く、斬り合いに鬼気迫るものがあるし、ヒロインの危うさも手伝って、安心して見てはいられない。
ストーリーも進むにつれて引き込まれてしまう。
ヒロインの凜は、普段はさほど魅力を感じる顔ではないけど、たまに、ハッとするような美しさを見せる。これは、ずっと美しい顔を見せられるよりも、強烈に惹かれたw
~{netabare}
ヒロインのcvは佐倉綾音さん。
個人的には、他に考えられない程ピッタリな声と演技だったかと。
新サクラよりも、凜として芯の強い声の特徴が感じられ、やはりあれは適役だったのにキャラ設定のために違和感があったものと実感。
インタビュービデオで、アフレコが長時間と言っていましたが、音響監督はじめ製作陣のこだわりがあったんでしょうね。作品への愛があってこそだと思います。
斬り合いのシーンも壮絶でしたが、この作品は凌辱後のシーンがちょっと衝撃的でした。
そんな中でヒロインが純潔を保っていられるのか、ハラハラでした。拉致された時なんか、正気を保つのがやっとでした(大げさw)
万次の「お前は俺に身体を売っている」とか、「俺の女になにしてんだ」の発言から、そういう契約なのかと気にもなりましたが、結局、どうだったんでしょう。最後に凜が泣き出したところを見るとやはり妹としか見られなかったのかな。
でも凜の子孫と思える、いわばミニ凜と万次が逢えたのはいいエピソードでした。まさか万次の子孫じゃないと思うので、凜も恋をして家族を持ったと解釈するのが妥当ですよね。ミニ凜が凜と同じ想いを遂げられるのか、期待と妄想を膨らませてくれる、ちょっと切なくも希望が持てる終わり方だったかと。
あと、京都での新撰組らしき組織との死闘も外伝にして欲しいですねw
{/netabare}~
終わって見ると、女性キャラが強烈だった印象が強く残り、特に凜はここ数年の中でも際立って印象的、いや、ぶっちゃけ・・魅力的な女性だったかと。
残酷な表現もあるので向かない人もいるかも知れませんが、見所もたくさんあり、自分の中では、まごうことなき傑作だったと思います。
(2020年Amazon prime videoにて視聴)