Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
開け、可能性の扉を!
この作品は、オリジナルアニメだったみたいですね。
友人から面白そうな作品と聞いていたので視聴を楽しみにしていた作品でした。
人間には様々な条件の下で己の可能性を解放する力がある。
限界という名の壁を壊し突き進む者…。
それがパラアスリートだ!
異端のスポーツ科学者・成田錬と出会った少年少女たちが成田からヒントを得て
パラアスリートとして“可能性の扉”を開き成長していくアツいストーリー。
「車いすバスケットボール編」・「パラ陸上・走り高跳び編」・「ゴールボール編」・「パラ水泳編」の全4シリーズ。
公式HPのあらすじを引用させて頂きました。
4つの物語とも、実在するモデルの方がいらっしゃるんです。
だから、これは事実に基づいて描かれた物語なのですが、なんでこんなに熱いんでしょう…
先天的に障害を持って産まれた人、人生の過程において不慮の事故や病気で障害を持ってしまった人…
人生を嘆いたり、悔やんだり、自分の不出来に自分自身を責めたことだって、きっと一度や二度では無いと思います。
だって、何ひとつ障害を持っていない健常な人だってこんなに生き辛い世の中で、挫折から立ち直れない人だってたくさんいるというのに…
でも、この作品に登場する4つの物語に関わる人たちは、誰一人下を向いている人がいないんですよ。
身体の一部が欠損していたり、目が不自由だというハンデを背負っているにも関わらず、なんでこの人たちの方が強いんでしょうね…
という感じで物語の展開は熱いのですが、主人公にプロの声優さん以外が起用された理由は正直分からなかったかな。
4つの物語全てじゃないんですけどね。
まぁ、プロの声優さんの力量はしっかり感じさせて貰いましたけれど…
それと公式HPを見て気付いたのですが、4つの物語は作画監督、美術監督、撮影監督とアニメーション制作が別々だったんです。
勿論、複数の物語に関わっている監督さんもいらっしゃいますけど…
ですが、ゴールボール編だけは完全にセパレートされているようでした。
個人的には麗奈ちゃんの活躍が光っていたゴールボール編が一番面白かったと思いましたが、何か関係あるのかな^^;?
それぞれの物語の総集編4話を含め、2クール全20話の物語でした。
若干尺が変則的でしたが、しっかり描き切る術の一つだと思えば違和感は感じませんでしたし、寧ろ中途半端で完結させるくらいなら、この手法を多用して貰ったほうが個人的には嬉しいです。
しっかり堪能させて貰いました。