HmFDB75691 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
第11話、最終話 シリアスなSFでなく、エンターテインメント
SF作品かな、というのが最初の印象。オリジナルなので、期待してみたいけど……。
第1話 オリジナルなので予想してみた
{netabare}
いろいろなアニメが混ざっている印象。とくにマクロスは視聴者に気づかれるのを前提で入れている気がする。SFと思ったけど、それほどサイエンスしていないかな。作画は普通のレベル。かわいい女の子キャラよりは、むさ苦しい男キャラが多そう。その点は物足りない。
オリジナルなので予想してみる。
巨大生物は強制的に進化させるために人類が実験で作ってしまったもの。宇宙人が送り込んだとかは、ちょっとベタすぎるのでないと思う。最後に出てきたのは、肉体が滅んだ人たちで、ヴァーチャル空間にいる。バグとか言っているので、コンピューターに関係しているだろうし。
{/netabare}
第2話 幼稚なキャラに意味があるのか
{netabare}
今回の話で視聴者が離れてしまった気がする。コメディアニメで使われそうなあのキャラはサイボーグらしいが、もっとかっこよくしたほうがよかったと思う。人間がゲームのキャラにされて、それを人間が知らないというストーリーはすでにある。だから目新しさは感じない。
ナツメがあのボス(?)キャラと最後に対決するとは思えない。だから、こう予想してみた。
サイボーグやその世界は、子供のころのナツメが考えた。だから、幼稚なキャラになっている。腕を失ったときに気を失い、千年くらい時が流れて、その間に、ナツメの思考に沿って世界が変わった……そんな感じ。
デカダンス(décadence)は、退廃的といった意味なので、サイボーグの体で退廃的になった元人類の話かもしれない。
{/netabare}
第3話 恋愛要素がほしい
{netabare}
現時点では、まじめに予想や考察をしていいものか迷う。気になる点をあげてみる。
・色々なアニメが合わさって、この世界そのものが作り物みたいに感じる
・終盤で明らかになりそうな謎を、惜しまずに序盤で明らかにしている
・人間がサイボーグになるなら、もっとかっこいいデザインを選ぶはず
説明を信じれば、それほど謎はなく、話は淡々と進み、管理者のサイボーグとナツメが対決するシュールなラスト(棒で叩けば簡単に倒せそう)になると思う。
だから、サイボーグのデザインを伏線と考え、さらに恋愛要素を入れて予想、妄想してみた。
サイボーグに支配されたのは、人間の恋愛が退廃(デカダンス)の原因と考えたから。あんなサイボーグなのも、外観でときめかないため。ナツメが腕を失った過去は改ざんされたもので、じつは、カブラギと一緒に管理者から逃げていた。カブラギはもっと若い男だったけど、捕まってオッサンにされた。
{/netabare}
第4話 フリーズするのか
{netabare}
寒いところと、ゲームのフリーズをかけている気がした。ナツメはゲームのバグだから、ナツメが活躍すればするほど、ゲームには支障が生じる。ナツメが危機的状況になったら、ゲームの世界がフリーズ(動きが止まる)するんじゃないか。それがナツメの秘められた能力とか。
ランキング上位で感想も多いから、このアニメ、人気あるみたいだな。サイボーグのデザインの意外性はあるけど、ラストでナツメとサイボーグが戦う展開を想像したら、それほどとは思えない。謎は多いけど、このデザインが謎なのかどうかが一番重要な気がしている。
{/netabare}
第5話 若い女性キャラは必要
{netabare}
ナツメが中心の話と思ったけど、カブラギのほうだった。バグを排除するのは、ゲームに支障が生じるからだと思う。でも、今回の話にそれらしい展開はなかった。むしろ、シナリオを無視したカブラギのほうがバグに見える。
「バグは必要」というカブラギのセリフに裏付けがない。ナツメに影響を受けて心の変化が起きて、このセリフが出たんだと思う。でも、それはナツメの人柄であって、バグかどうかは関係ない。
カブラギが言った「バグは必要」は、若くてかわいい女性キャラは必要という意味だと思う。
{/netabare}
第6話 このアニメに伏線はあるのか
{netabare}
傑作アニメにはたいてい伏線があり、回収時に感動させたりする。このアニメも傑作なら伏線があるだろう。それらしいのは、ナツメの腕を改善したところ。
次回はカブラギの新しいアバターが登場する。恋愛要素がほしいと思っているので、若い男がいい。だけど、ナツメに再会してもカブラギとは言えない。ナツメにゲームの世界だと教えることになるから。で、ちょっとした恋愛展開になって、故障したナツメの腕を直すときにカブラギだと気づく。こんな伏線回収があると予想。
{/netabare}
第7~9話 前向きになる展開だろう
{netabare}
SO3みたいになってきた。SO3ではゲームキャラだと知るのがオチだったけど、このアニメは序盤で明らかにしている。謎よりもキャラの反応に重点を置いているのは好感が持てる。過去のオリジナルは、謎を散りばめて放置する作品が多かったから。ただ、真相を知ったナツメの反応に期待が持てない。
ゲームキャラだと教えられた場合、「ゲームキャラだけど、私たちは生きているんだ」とナツメが前向きになるのは予想できる。これはSO3でもそうだった。むしろ、これ以外の展開を考えにくい。キャラクターがどういう反応をするのかわからない、そういう状況を描く必要があったと思う。
まえから指摘しているように、恋愛要素があればもう少し面白くなったと思う。キャラの反応を楽しむという意味なら、カブラギを慕っている女性キャラをヒロインにしたほうが面白かった
{/netabare}
第10話 ラストのオチを考えてみた
{netabare}
真相を知ったナツメの反応が見どころだったが、物足りない。原因は、ナツメの”だまされた感”が乏しいから。ナツメをだますサイボーグキャラがいるべきだった。もしくは、カブラギが超イケメンでナツメが恋愛感情を抱いていたらよかった。
ラストのオチを考えてみる。
まず、戦おうとするナツメを止めた女の子は、サイボーグのアバター。ハッカーのサイボーグがあやしいと思うけど、声優さんが違うかな。
巨大ガドルはパイプ。バグだったと思うんだけど……。バグならこっそりカブラギについていって施設で迷子になって巨大化した。消滅しなかったのもバグだから。管理されたガドルだけが消滅したんだと思う。巨大ガドルの声優が喜多村英梨さんなら間違いない。
{/netabare}
第11話、最終話 シリアスなSFでなく、エンターテインメント
{netabare}
エンターテインメント作品と考えれば楽しめたと思う。ただ、シリアスなSFを期待したので物足りない。とくにサイボーグのデザインや経緯。普通に考えて、もっとかっこいいデザインを選ぶと思う。ウケ狙いだったのだろう。
物足りない点のもう一つは、ゲームキャラと知ったときのナツメの反応。これはカブラギが人間でもサイボーグでもいいキャラだったから、ナツメのだまされた感が薄くなったのだと思う。
{/netabare}