くろゆき* さんの感想・評価
2.2
物語 : 2.0
作画 : 2.5
声優 : 2.0
音楽 : 2.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
殺せ! どうせ、できやしないクセに!
ハートフルほのぼの暗殺レズコメディ。
かわいい女の子たちがキャッキャウフフ! だが集まったのは全員暗殺者!(つよいとは言っていない)
ターゲットはマジ天使な晴ちゃん、そんな子が殺されるだなんてとんでもない!
そこでスタッフは視聴者の心に負担をかけないようにバリアフリーな作風を徹底した。
また全員生存というハッピーエンドも徹底しており一層本作をハートフルアニメとして強調させることに成功した。
だってさあ、レズアニメで誰かが死ぬとか哀しいと思っちゃうわけでしょ? それを回避するためにこうなったんだ。
レズと暗殺のミルフィーユ。それを甘く味わうためにこのような手法を描いたワケさ。最高だろソレ。
なお本作はそれと同時にチタン最強説を唱えている模様。
ガッカリアニメとクソ アニメの境界を揺らいでいるというなんとも扱いに困るアニメ。
クソ アニメ特有のワクテカ感があったんだけどあんまりクソ アニメ扱いしたくないんだよねー。
でもやっぱりクソ アニメだよなあとなんとも優柔不断にさせてくるから困ったものっすよー。
笑えるし、キャラはかわいいし、なのにクソ アニメ。疑問を投じたくなる、この扱い方をどうしろと。
レズにしても暗殺にしても微妙なんだよな。その二大要素を両立させようとしたらこうなった。
レズ描写は正直物足りなかった気がするがそこは視聴者や二次創作でじゃけん盛り上げていきましょうね〜
最終的に兎角さんと晴ちゃんはレズレズなカップル築いてくれただけでもめでたいとしよう。
暗殺に関してはこいつら全然殺す気じゃないよねと問い詰めたいほどにへっぽこ暗殺者が繰り広げる茶番劇。
終盤で「晴ちゃんは暗殺者弱体化させていたんだよ!」という事実が明白になったのも後付けくさいというかショボいというか。
これまでのへっぽこ具合にケリをつけるアンサーにはなっているのだが、何故そんなガッカリな設定を持ってきたというのか。
本格的な暗殺を放り投げてどうしろと。そして弱体化だとしてもいつもの本調子に違和感を感じたりしなかったのか。
2話で「ターゲット&ガーディアンなガチレズカップルVS変態女子高生暗殺者たち」という非常にエクスタシーな構図を持ってきたのに、
その結果がこんなしょっぼいぬるい暗殺だなんてガッカリ極まりない。弱体化を抜きしても粗が見られてしまうのだが。
(ex.3話で嘘にひっかかっちゃう兎角さん、その兎角さんよりも何故か身体能力に優れる晴ちゃんetc)