ドウ さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.5
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
1期含めての感想
~あらすじ~
{netabare}本を偏愛する大学生が不慮の事故に遭い、貧しい兵士の娘「マイン」へと転生する。
そこは魔法を持つ貴族が支配し厳しい身分制度が存在する世界だった。
印刷技術もなく、本が珍しい世界でどうしても本が読みたいマインは、豊富な知識を活かしながら厳しい現実へと立ち向かって行く・・といった内容。 {/netabare}
なかなか面白かったですね。自分の中では2020年春(から夏)最終回の作品のダークホース枠でした。原作のどこまでアニメ化されるのか分かりませんが、出来る限りアニメでやってほしいです。
原作の方にも興味を持ちましたね。
本好きの少女が異世界転生する、一見するとファンタジーでファンシーな作品ですが。
結構シリアスな現実や社会の闇が見え隠れします。
{netabare} 例えば主人公が極度の虚弱体質という点やストーリーが進むにつれ、理不尽な身分制度による命の危機。子供達の貧困や身売りなど。
それを豊富な知識と周囲の助けによって乗り越えていく様など、なかなか面白いです。{/netabare}
それと経済や商業の大切さや偉大さも個人的には学ぶことが出来ました。
今の新型コロナの件もそうですが、経済回す事が人の助けにも繋がるというポジティブな面を作品から感じ取りました。
やはり原作の途中で終わるという事もあり、まだ伏線を回収していない部分が散見する点は残念ではありますね。
{netabare} あと気になった部分をあえて挙げるなら、本を読んだ知識はあったとしても、それを実体として何か作り出すまでの間には試行錯誤するギャップがもっとあるはずであって。それが描かれてはいても、描かれ方が少ない感じはしました。まぁ話しのテンポなどを考えると仕方がないのかもしれません。{/netabare}
一期含め振り返ると特に後半に面白くなっていき、なかなか面白い作品でした。