シボ さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
主人公が好きになれたら違ったかも。
Angel Beatsを観てkey作品に興味が沸いて続けざまに
このCharlotteを観ることに。
出だしから、特殊能力を発揮して、他人に乗り移りって暴力振るったり
カンニングしまくって、進学校に入学したりで
主人公の乙坂有宇のゲス野郎っぷりが全開で大丈夫か?ってなります。
能力の使い方とか、本能のままで稚拙な感じで、すぐに墓穴を掘って
星ノ海学園の友利奈緒に早々に見破られることに。
能力を持った人間は組織に捕らえられて科学者にモルモットにされる
という現実から逃れるために
自分達のいる能力者、予備軍の子達を集めた学校に転入して
街中にいるであろう他の能力者の捕獲に協力するように求められます。
なんか能力者達の学校って「X-MEN」みたいだな。
色々な能力の子達が出てワクワクする展開になるのかなって思って
観てました。
ところが序盤、妹の作った弁当をまずいとかあいかわらずの有宇の
ゲスいというか、甘ったれっぷりにちょっと辟易してしまい
お笑いのパートでもなんかすっきりしません。
中盤、妹の歩未が能力の暴走で結構あっさり死んでしまいます。
(え~妹ちゃん健気で可愛かったのにあっけなさすぎです~)
そこから、有宇は心を閉ざして落ちていきます。
ただ、その絶望感は想像できるけど、そのゲスい行動は正直
腹立たしかったし、観てて嫌な気分に・・・
薬に手をだす寸前に友利が最後のところで止めてくれます。
ずっとそばで有宇を見守ってた友利の行動に観てるこっちが
救われるよ~って。
主人公以外のほぼ全員が良い人なのが救いです。
中盤以降は有宇の兄の隼翼の登場で一気に能力者や、学園について
兄弟の過去、記憶についての謎が明らかに。
それにしてもお兄さんは頭も良いしめっちゃ思いやりのある人で
主人公でも良いくらいの人なんですけど~。
そんな中、有宇の能力は他人に乗り移るだけでなく、能力を略奪するとんでもない力であるとわかります。
あ~それで生徒会室で、高城に乗り移ろうとした時、友利が高城の
能力を守る為に吹っ飛ばしのかな~って。
(友利もやりすぎでない?って思ってただけに納得です)
お兄さんは何度もタイムリープを繰返して、やっとの思いで
ここまで築いてきたのに、そのタイムリープ能力を手にしても
有宇の稚拙さや弱さは相変わらずで熊耳を死なせてしまいます。
それはしょうがないにしても、その後に高城と、冗談いいながらの
弁当食べたりのシーンは笑えなかったな。
う~んやっぱり主人公の有宇を好きになれないんだよな~。
そして友利に告白!。
その返事は、すべての能力者を救ったら恋人になると。
まず友利を初めに仲間達の能力を奪うシーンは切なかったな。
特に柚咲の能力がなくなって美砂がいなくなるシーンは泣けました。
ラスト1話で一気に全世界の能力者の力を奪うという離れ業。
最後の一人の勇気の能力を奪って倒れたところに、仲間が救出に。
ちょっと強引な感じでしたけどまあそこはそんなもんかなと。
日本に戻ってきて。有宇の周りの人達はやっぱりみんな良いんだよな。
どこまでも不器用な感じだけど
友利はめっちゃ可愛くて感動です~~。
ただ有宇はとんでもなく苦労して世界を救ったのだろうし、
成長もしたんだろうとは思います。けど私にはハマりませんでした。
(きっと前半の些細なシーンの印象が残ってしまったのかも)
音楽はOPの「Bravely You」が好きでした。
途中の曲調が面白く変化するところ、あの友利と
高城、柚咲のニッコニコの笑顔が出てくる所、すごい癒されました。
主人公をもっと好きになれたら最高に面白かったのにな~。