タック二階堂 さんの感想・評価
2.3
物語 : 1.5
作画 : 2.5
声優 : 3.0
音楽 : 2.5
キャラ : 2.0
状態:途中で断念した
タイトル詐欺にもほどがある。
詳細は略。
中国のニコニコ動画であるbilibiliと、日本のMAGES.(ニコ動と文化放送の合弁会社)が共同製作する、中国のWeb小説が原作のアニメです。
のっけから、新宿(しんじゅく)と新宿(にいじゅく)を間違えただの、日本っぽいことを言いながら、背景の看板は中国語という世界観の統一性がメチャクチャなところに「???」となりました。だいたい主人公はヨシヒトですしね。
で、タイトル。
「異常生物」を「見聞」して記「録」するというタイトルでしょ? それから内容を推察すると、冒険者がさまざまなところに旅して、出会った魔物的な異常生物を記録していく「○ケモン、ゲットだぜ!」的なファンタジー物語だと思いますよね。でも、初回を観る限り、人狼と吸血鬼と同居して、トムとジェリーばりに仲良くケンカしていく日常モノっぽいんです。
新宿(にいじゅく)でアパート経営している普通の大学生(この感覚がもうズレてるけど)が、大都市・新宿(しんじゅく)で“たまたま”アパートの部屋を借りようとしていた人狼の莉莉(りり)とぶつかって、そのあと公園で“たまたま”声をかけられるというありえないシチュエーションから始まるんですが……。アパートに莉莉を連れて行ったところ、そこで待ち構えていた吸血鬼のヴィヴィアンと、いきなりの壮絶なバトルに。実は莉莉は人狼だったのです。
でも、実はヴィヴィアンもヨシヒトのアパートに入居希望でしたという。で、莉莉と、事あるごとにケンカするっていう感じ。
本国ではどうか知りませんが、莉莉(りり)とヴィヴィアンというの、音で聞くと紛らわしいですよ。ネーミングセンスはあまり感じられないですね。それに、ファーストコンタクトで莉莉とヴィヴィアンは殺し合いレベルのバトルをするんですが、アパート入居うんぬんのくだりになると、等身の下がったポカポカ的なケンカになるんです。このテンションのアップダウンが、これまた「???」ってなります。
そしてED後のCパート。「秘密結社 鷹の爪」みたいな左右にキャラが居る構図で話していくんですが、なんと中国語。吸血鬼のくせにニンニクが好きなんておかしい。いや、3年腹減らしてれば何でも食べるので慣れるというギャグ。う~~~~ん……。
作画は、そこまで酷いものではありませんが、まあ安っぽい感じは否めません。ハイクオリティな「デカダンス」を観たあとなので、余計に落差がねw
なんとなく内容に興味が持てないというか、観続けても面白くなる予感がしないので、これは撤退しておきます。