ブラッキー さんの感想・評価
2.3
物語 : 1.5
作画 : 3.0
声優 : 2.5
音楽 : 2.0
キャラ : 2.5
状態:今観てる
いくらソシャゲ原作とは言え、これはどうなのだろうか
一話は前半が説明のオンパレードだった。この時点でソシャゲ臭いなと思ったらソシャゲ原作というわけではないがそれに近いものであった。こういうのはそれとなく見せてほしいと思う。
そして後半。主人公があまり歌がうまくない。地味に音外している。あまりうまくないのになぜ歌わせたのかが気になって仕方がない。
{netabare}この物語では班を組み、班ごとで成績が決まっており成績が悪いと退学になるようで主人公が入った班は退学寸前ということが判明しどうなるのかというところで一話が終わる。{/netabare}その後のCMで魔法×アイドルものであることが判明。魔法学校だということは説明のオンパレードで説明されたが、アイドルものであることはCMで判明。主人公のあの歌で果たして大丈夫なのだろうか。ほかのメンバーも歌がかなりうまいというわけではなかったように感じる。これからもしかすると歌が上達するかもしれないが正直期待していない。とりあえず不快感はないのでもう少し見てみるがソシャゲ原作のようなものなのでキャラ数も多く爆死のにおいしかしない。
二話でやっとメインテーマであるアイドル要素が出てきた。アイドルの方は特別悪いわけではないが目を引くかといえばそうでもない。
{netabare}それはとりあえず置いといて退学にならないためにとりあえず授業に出まくることを考えた主人公。そこで減点システムが時にはあるようだが、減点の点数がどれほどの影響力を持っているかがわからない。満点はいくつか?赤点はいくつか?などが気になる。また、主人公が初めて利用した魔法器具をコントロールできずに壊してしまったから減点というものがあるが、これは教師側が主人公が初心者であるのを考慮しなかったいわば監督不行き届きもあるのではないか?そこは棚に上げるのだろうか?弓の授業の時も主人公が話しかけまくったせいで集中力を落として壊してしまって減点というものがあったが、それに対して教師は注意しないのだろうか?などなどストーリーを練っていないのがよくわかる。また、主人公たちの班員が暴行を働いたり、器物損壊を働いたりなどで赤点を取ったことが判明。暴行は減点で済むのだろうか?普通は停学ものではないか?しかもやらかしましたみたいなノリで解説しているのがまた問題だ。設定上はどうかわからないが少なくとも日本では明らかに犯罪である。そんな軽いノリで済むことではない。主人公もそんな危機に瀕している班でも一緒にいたいと言うが、過ごしている期間は一日ちょっとしかなく、またその中で大きな感動ストーリーなどもあるわけではないのになぜそこまでの思い入れがあるのかが全く理解できない。
また、アヒルを探しているというときにゴミ箱をあさるがそんなところにアヒルはいない。見つけたアヒルを追っかけて川まで追い詰めたのはいいが、そこからまとまらずにグダグダやっててよくアヒルは逃げないと感心した。そんなことをやってる場合ではないのでは?
案の定、挟み撃ちをしようとしたところでアヒルは飛んで逃げた。川にでも飛び込んで逃げるかと思ったが、どのみちあんな戦法で捕まえられるなど普通は考えない。だからこそ、退学寸前なのだろうと納得してしまうところはある。
そして、逃げたアヒルを本の中にある魔法を登場人物の一人が唱えることでアヒルを捕まえられるというシーンがあるがなぜ初めからそれをやらない?いくら退学寸前になるほど馬鹿とはいえ、ここまで馬鹿になるのだろうか?{/netabare}
これは、制作側にセンスがないから登場人物を馬鹿にすることでしかストーリーを円滑に描けないと取られても仕方ない。事実、私はそうなのではと思ってる。
正直本来ならここで切ってもいいのだが、(EDを主人公たちのグループが歌っており、それがあまりにも下手な時点で一切期待できないが)とりあえず主人公たちがアイドルになるまでは見ようかと思う。
ソシャゲだから云々以前に物語として致命的なまでの完成度を誇っているため(メディアによって物語の行方は違うらしいが)ソシャゲ事態がどういう行方をたどっていくのかがとても気になる。
三話も普通に日常回で主人公たちのアイドルシーンが出る前に切ってしまおうかと本気で考えるほどだった。
{netabare}
突然亜人という要素が出てきた。亜人は人間に比べてどういう面で優れている種族なのかが全く分からないので困惑しかない。また、亜人グループのリーダーが振れた相手の生命力?を吸い取る能力を持つそうだがこの物語の内容を考えるとどこがどう重要なのかが今一つ見えてこない。
今回はいわゆるドッジボールをやる話だが、この中で一試合に一種類の魔法しか使えないというルールが出てくる。これに意味はあるのだろうか?なぜ一種類なのかが全く理解できない。また、人造人間?だという亜人グループの取り巻きのような人がいて、彼女は髪の毛を自由自在に操る能力を持っているのだが、これは本当に必要な能力なのだろうか?なぜそんな能力を付けたのだろうか?
まあ、アイドル要素は散々やりつくされているため、アイドルを中心に話を回しても注目されないから中々出さないのだろうが、魔法要素もある程度やりつくされているため、普通に王道アイドルものをやっても問題ないとは思うのだがどうだろうか?
あと、魔法書娘が詠唱している間に相手に当てられるというシーンがあったが、なぜ詠唱の長いものをこういうシーンで使うのかが一切意味わからない。馬鹿なのだろうか?いや、馬鹿だったか。
他のキャラクターは指笛だけで魔法を出しているのもあって、彼女のアホさがより際立つ。彼女も指笛だけで魔法を使うことはできないのだろうか?できると思うのだが。{/netabare}
とはいえ、整合性のある物語を作れないのは既に分かっていたところなのでしょうがない。とりあえず早く主人公サイドをアイドルにしてほしい。
四話は{netabare}主人公の同級生である三姉妹アイドルグループの話だ。ロック系のグループだったが和風テイストを取り入れようという話。話の内容を言ってしまえばそれに対してメンバーの一人が不安を感じており、それを説得する。そして、やってみたら意外といけそうだったのでよかったという話だ。
三姉妹アイドルグループが歌うシーンがあるが、グループの歌が魅力あふれていて旨いというわけではない。そこにライブシーンの決して魅力的とは言えない演出が入る。和風ロックというなら和風のようなおしとやかさを込めるか何かすればよかったのではと感じる。ロック面で考えればどうかと言われれば歌の雰囲気がロックのように熱を帯びていないため、物足りないと言える。
歌のレベルが足りないのは、EDとほかのグループのライブを見ていてわかる。ならばせめてライブシーンはもう少し工夫したらどうだろうか?
アイドルアニメは他にもあるのにこれだとただの劣化になってしまうだろう。{/netabare}
この後、ほかのアイドルも掘り下げていってこんなにすごいんだ私もやりたいというところに持っていきたいのはわかった。しかし、肝心のライブシーンがこれでどうやったら持っていけるのだろうか?不思議である。