天地人 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
覇SFスーパー英雄(?)列伝11
かぜ~に~吹かれて歩い~て~ゆくのさ白い~雲のように~♪
という某猿岩なコンビの歌がありますが、このアニメはまさにそのコンビの一人の人生のようなないようです(えっ?)
いや、だって電波少年で一世を風靡して人気者(皇帝と皇后)となるもの
その後没落(帝国滅亡)
やがてコンビの一人だけが復活して人気者となる。
(皇帝は死ぬものの、その子が新王朝をたてて皇太后となる)
な、何と恐ろしい、有吉の未来を予言してるなんて(な訳ね~だろ~が)
原作は酒見賢一のデビュー作「後宮物語」で、日本ファンタジーノベル大賞の第1回受賞作品でもあります。
受賞の副賞としてアニメ化が約束されており、作られたのがこのアニメとなります。
まあ、小説全体としっかりアニメ化しようとすれば、時間が全然足りないので、かな~り(byゼロノス)省略されてますが、上手くまとめられているんじゃないでしょうか。
皇帝が崩御し、新たに立った皇帝の后妃を探すべく、全国で行われた宮女狩りに応募した銀河(といっても犬が熊と闘う物語ではありません・・・ってそれは銀牙)
天真爛漫な性格は正直、無理と思われたが、ついに后妃となる。
だが、既に帝国は内に汚職と陰謀が渦巻き、外に反乱で最後の時を迎えようとしていた。
ここら辺、時間が無いので簡略されてますが、ひとつの王朝の最後の物語として見ると面白かったです。
最大の反乱が王都に迫っているのに、権力抗争にうつつを抜かし、最高の将軍は味方に暗殺され、迎え撃とうとする新皇帝は自分の身さえ危ない、支えるべき重臣は早々に見切りをつけてとっとと逃げ出す。
いやあ、こりゃ無理です(笑)
物語の終了後、その後はナレーションで語られるだけですが、これはこれでひとつの話が出来そうですね。
ちなみにこの作品、当時見た記憶があるんですが、すっかり忘れてました。
久々に見たんですけど、こんな作品だったんですね(汗)