既読です。 さんの感想・評価
3.9
物語 : 2.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
楽しいアニメではない。
圧政と言う程管理されている訳でもなく
安穏とした幸せを保障された世界に
息苦しさを感じて自死に誘われるミァハと
その美しさと才能に惹かれるトァンとキアン。
自分達の自死がそんな社会へのアンチテーゼ
として響くことになるはずと、
どんどん言いくるめられ集団自死を
図る流れになってなっていくのですが・・・
映画「ハプニング」のようなシーンが
連続しますので正視に耐えません。
各自が選んだ世界に生きている人を無理矢理
自分の世界に巻き込むのはどうなんでしょう?
物語の中盤からリードされているのが解り
どう決着を着けるのだろうと観ましたが
ああ、やっぱりという感じ。
墓標にミァハが言うところの永遠に残る
文字がプログラミング言語のように
現れるシーンは切なかったです。
今だ絶望を知らないぼんくらな私には
とても理解できない世界でした。