pikotan さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
茨城愛を抱きしめて
dアニメで視聴。
コメントのタイトル「茨城愛を抱きしめて」は、作中で主人公が何度か口にするセリフです。
続けて「銀河の果てまでー」って言いそうですが、そこまではありませんでした(残念)。
「あぐかる」は元々茨城県の農業推進アニメとして作られたそうですが、第二弾のPLAY WITH IBARAKI編では県の観光地などを紹介する茨城県PRアニメになっています。
普段ならスルーしてもおかしくないところ、dアニメのサムネイルに映っていた白いキャラクターと可愛らしい河童に惹かれ視聴しました。
残念ながら河童は1話限りの登場で名前もそのまま「河童ちゃん」と呼ばれていましたが、白い方はお米の精霊の「いなほちゃん」というキャラでした。
この「いなほちゃん」が精霊とは思えない表情をしたり、「ぐふふふふ」と言った笑い声を出したり、食べ物にがっついたりと中々に魅力的なキャラでした。
主人公はいなほちゃんの力で「あぐかるエンジェルバラキちゃん」に変身する「原木さなえ」で、物語はさなえといなほちゃんが県の観光地を訪れると、茨城を我が物にしようとする三匹の怪人「ごじゃっぺブラザーズ」と毎回遭遇し戦いを繰り広げるというベタな展開ですが、パロディー要素もあり結構楽しめました。
あと「でれ夫」と「すけ美」というバカップルが登場しますが、こちらも良い味出しています。
一つ残念だったのが、中盤の第11話で石岡市常陸風土記の丘を訪れた際に、さなえが展望台にある獅子頭からのアドバイスでいなほちゃん以外の精霊の存在に気づき、バラキちゃんが今後パワーアップしそうな雰囲気を出していたのですが、その後の話で11話の伏線が生かされなかったことですね。
私が勝手に伏線と勘違いしたのかもしれません。
ちなみにエンディング曲は「茨城県民の歌」です。
県民の方は喜んだことでしょう。
トータルで見て、PRアニメとして良い出来だと思います。
このアニメのおかげで茨城に少し興味が湧きました。