シン☆ジ さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
コメディなのに泣けた。。敢えて言おう、これは天才的な傑作と。
またまたみなさんのレビューのおかげで観る気になりました。重ねがさねありがとうございます。
いやぁ・・ソマリ以降、もう娘属性には弱いんですよね。。涙腺も緩んできてるし歳のせいかなw
属性については、アニメを楽しむ手段のひとつとしてノリで宣言しているところも正直ありました。
でも、娘属性だけは、ハマるとこれ以上強力な属性はない、と感じます。
なぜなら、それは見返りを必要としない、無償の思いだから。
ちなみに妹も娘もいないので、無い物への憧れかも、です。
(ハマれない方にとっては戯れ言でしかないですね)
原作はマガジン系で2016年開始。(未読)
つまり講談社。
アニメは2020年公開。
制作は亜細亜堂。
絵のタッチや話の展開は絶望先生に近い感じだったので、シャフトかと思ってましたが、原作者が同じだったんですね。納得しましたw
さて・・
opが胸に響きました。。コメディなのに。
声優陣は自分にとって贅沢感すらw
風景も写実的じゃないのに現実感を保ちつつ、すごく綺麗で没入感すら得られる。
でも自分的に一番響いたのは音楽。
効果音的に鳴り始めるビアノだけでグッと来てしまう。
例えるならば映画タイタニックのクライマックスのように。。
edは・・え、大滝詠一?懐かしいけどなぜ?
しかも絵は、永井博のアルバムジャケット風。
モーニング(講談社)で連載していたわたせせいぞう作の「ハートカクテル」にも似てますねw
でも歌詞の「か~くし~て~いたから~♪」で納得ww
観終わってみると、とても良い選択だったかと。
業界ネタも興味深いし、
コメディ的な展開もなかなか面白い。
全話笑える構成ではないですが、楽しいし、話の中身や順序がよく練られている感じで感服の至り。
原作も優れていたんだと思いますが、キャラも魅力的で室内も見易いし、全ての要素がよく考えられていて、品質が高く、作品への愛を感じました。
~{netabare}
ヒロインはいくらでも可愛くできたんでしょうけど、前髪パッツン。
弱すぎず、強すぎず、可愛すぎず、何とも守ってあげたくなる。
高橋李依さんを起用したのも、声も演技も素晴らしい!祝福をw
父親役は、神谷浩史さん。コメディだと暦お兄ちゃんと若干イメージが被りますが、いい味だったかと。
プロに対し失礼かも知れないけど、
佐倉さん、内田さん、本渡さんはじめ、どのキャラも活きてた。
特にこの作品で一番気に入ったキャラは、ラスナ。
cvの安野希世乃さんはビジュアル的にも注目したいですw
いつか姫のお母さんに?とも思ったけど、なさそうですねw
ストーリー的にも、神と言っていい内容と展開でした。
高校生の姫が思い出す形で始まり、コメディの日常生活でほっこりし、母親不在の謎や父親までまさか!?の展開。
でも最終的にはハッピーエンドなんて。
母親すらも望みを残すなんて。
それを長年探索しているなんて。。
姫を泣かせたら、如何に父親であろうと原作者であろうと、堪え難く許し難いところでした。
正直、タイトル「かくしごと」がひらがななので、
「隠し事」、「書く仕事」、「隠し子と」の3つのエピソードは予想していましたが、まさか父親か隠し子とは。
やられました。
{/netabare}~
この作品のウラ設定は「絶望しない先生」かも知れませんね。
自分にとっては、何から何まで素晴らし過ぎる作品でした。