tinzei さんの感想・評価
3.2
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
ちゃんとTVアニメ化してれば放送当時は流行らなくても20年後とかに再評価されてたであろう作品
①『宇宙の孤児』②『地球からの贈り物』③『遥かなる地球の歌』の三話構成になっている。
ワープやコールドスリープがあるため時系列はバラバラだが、簡単に説明すると①前半→②→①後半→③となる。
もしこれがTVアニメだったら、今頃超有名作になってたかもしれない、それぐらい壮大で素晴らしい話、特に今、こういう「いずれ人類が直面するかもしれない問題」みたいな深いテーマの作品が受ける時代になって、もう少し分かり易く構成すれば絶対流行ったと思うんだが・・・・・・う~ん、もったいない。
原作は漫画でこの作品が原作通りなのか知らないけど、リメイクで原作通りの話作ってくれないかな。
【各話あらすじ】
①『宇宙の孤児』
宇宙への進出が当たり前になった時代、播種計画の一つとしてロビンソン夫妻の凍結した精子と卵子を船で遠い惑星へ飛ばす計画が始まった。
遠い惑星へ行くには爆発的な加速を必要としたが、それは人体には耐えられないものだったため、船には凍結した精子卵子とアンドロイド(?)のみが乗船した。
数百年後、夫妻の姿をしたアンドロイド(?)は船の中で産まれた子供たちと共に生活をしていた、だが子供達が大きくなった頃、夫妻のアンドロイドは活動を辞め子供たちは惑星へ降りたっていった。
②『地球からの贈り物』
①の計画が始まってから数十年後、人類は反物質の発見とワープ航法の確立により飛躍的な進歩を遂げていた。
ロビンソン夫妻の息子アダムは夫妻が設立した財団を使い、ある惑星をテラフォーミングしていた、工事は遅れたが何とかその惑星を人が住める星に改造した。
アダムは現地にあるメッセージを残した、それはいずれ来るだろう子供たちへのメッセージだった、実はその惑星は①で子供たちが降り立った惑星だった。
③『遥かなる地球の歌』
ある日子供たちが生活するところへ一隻の宇宙船が降り立つ、その中から出てきた老人は子供たちと仲良くなり子供たちの目的が地球へ行くことだと知る。
老人は子供たちを自分の宇宙船へ招待し、今の地球の姿と冷凍睡眠の移民者を見せる、だが長男は老人の部下に反抗し老人を殺そうとする、すると老人は自分がロビンソンの子孫で移住しに来たこと、そしてこの星は君たちの物だから君たちが拒否すれば自分達は去る旨を伝え持病の発作で息を引き取る。