タック二階堂 さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
からかい上手の宇崎ちゃん。
詳細は公式でも。
高校時代、水泳部の先輩、後輩だった桜井真一と宇崎花。宇崎ちゃんの大学入学で再会するんですが、桜井は水泳も辞め、日がなグータラ過ごしています。1年間その様子を見ていた宇崎ちゃんは、桜井にもっと活動的になってほしいと考え、ウザ絡みすることに決めました。
というお話です。
スタートから1分ほどで1年間飛ばすという斬新な展開。で、宇崎ちゃん大学2年から本格的にストーリーが始まる感じですね。
宇崎ちゃんは、ウザ絡みの典型といった感じで、ちょいちょいからかってくる流れが面白いですね。ただ、もったいないなあと思うのが、宇崎ちゃんの爆乳押しなところ。別に、そこは求めてないと思うんですけどね。
制作は「旗揚!けものみち」のENGI。監督も同じですね。けものみちが面白かったので、これもどう料理するか楽しみです。
=====第2話視聴後、追記です。
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桜井がバイトしている喫茶店のマスター登場回です。
こういう感じで少しずつ主要キャラを出していくターンですね。そこに桜井と宇崎ちゃんの面白い掛け合いが展開されるという流れです。
なんていうか、宇崎ちゃんはウザいというより天然なんですね。爆乳も単にエロ押しというよりは、宇崎ちゃんの天然さを桜井が困るためのアイテムという感じに効いています。それなら納得。
ふたりの掛け合いは、マスターと同じく微笑ましく見ていられますね。うん。2話でグンと面白さがアップしました。このままいけば完走は余裕ですね。
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=====第3話視聴後、追記です。
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マスターの娘・亜実の登場です。
親子そろっての桜井・宇崎ウォッチャーということになりますかね。あとはサムネを見ると金髪のチャラ男が出てくるんでしょうね。
なんで評価低いんでしょうか。けっこう面白くないですかね、これ。
氷水をかぶって風邪ひいた先輩の看病をする宇崎ちゃん。バイト先の娘さんである亜実のことは下の名前で呼ぶことにヤキモチを妬く宇崎ちゃん。可愛いっすね。
少し評価上げました。
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=====第6話視聴後、追記です。
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おいおい、どうしたどうした? って感じの回。
何が?って、会話のテンポの悪さです。明らかに間がおかしい。そのせいで、なんかギャグっぽいのもすべって見えるし、観ているこっちがヒヤヒヤするレベルの会話のぎこちなさでした。
内容は、なんてことないです。
会話がキモの作品なのに、その会話のテンポがこんなことでは、ちょっと。コロナの影響による何かなのか?
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=====第10話視聴後、追記です。
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前回のラストで、唐突に宇崎ちゃんが桜井と「せんぱーい、福引やりませんか福引」ってな感じで、がらがら回したら、なんと鳥取温泉ツアー2名様的なものが当たったので、その続きです。
あ、いや、いくら続きって言っても……。
これは、鳥取県観光協会のPR動画を見せられたのかな?
今回は、アニオリ回だったらしく、原作の丈氏もTwitterで「せっかくのアニメオリジナルなので僕はほとんど口出ししませんでした。まあ他の回もあんまり口出ししてないんですが」と呟かれていますね。いい原作者さんなんですねぇ。口出しまくり、顔出しまくりの某俺ガ……いや、やめましょう。
で、調べてみても、この丈さんという方が鳥取出身というエビデンスは出てきませんでした。なのに、なぜか謎の鳥取推し……。
エンドロールでは、オール鳥取といわんばかりで県ぐるみで協力している感じがありました。特殊EDで鳥取の観光地を、実写か?と言わんばかりの緻密な作画で紹介していましたし。
タイアップが取れたってことなんでしょうけど(「ゾンビランドサガ」みたいに)、なんていうか演出が驚くほど上手くない。福引で当たったから行きましたって唐突さに加え、この回だけ異様に浮いている印象になりやしないかね、これ。これが、榊の実家が鳥取で夏休みに遊びに来いよ、案内すっからぐらいなら、まだわかるんだけど。案内役がいないとどうにもならないから、変なバスガイドみたいな巨乳のお姉さんが、行く先々に付いていってツッコミ入れるとか不自然極まりない。誰ですか、あなた?
タイアップで外せないなら、ストーリーの中で自然に鳥取観光を入れ込むようにすればいいのに。脚本家の手腕の見せ所でしょう? しかも宇崎ちゃんと桜井のウザ絡みしつつも意識するって感じの使い方も下手。今さら大学生の男女が、間接キスでそこまでドギマギしないでしょ。
録画視聴勢なので、「カノカリ」でイライライライラした気分を浄化するため、あえて後で観る癒やしアニメなのに、こういうツッコミをせざるを得ないのが残念でなりません。
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=====第11話視聴後、追記です。
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いらないんだよなぁ、安易なエロは。
宇崎ちゃんとママが喘ぐ。桜井も喘ぐ。実はうどんを打っていたのでした。
一人カラオケ中の桜井の部屋に、宇崎ちゃんと亜実が乱入。コスプレできますよとのことで、宇崎ちゃんがこぼれそうなおっぱいでバニーコス。
今回は、サザエさんかなという感じでブツ切りのエピソードが4本。なら、舞台チェンジのときになにか演出すればいいのに、藪から棒に変わるから頭が切り替わりません。しかも、大きくオチがつくわけじゃないので、だらっと流れて次の場面って感じ。ラス前に、そんなことに気づくとかねw
さて、ラストで「もう先輩と遊べないっす」って泣く宇崎ちゃんで終了。次回、最終回はどうなる?
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=====最終話視聴後、追記です。
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まあ、どーせたいした話でもないんだろうなと予想しつつ観始めましたが、案の定、宇崎ちゃんが夏休みの課題をやっていなかったというオチでした。
で、宇崎ちゃんは自分が酔って醜態を晒してばかりで悔しいということで、桜井の酔った姿も見たいと。そこで、悪巧みの相談に乗ったのが榊。宅飲みで酒量を意識させなければいいというアドバイスを実行。目論見どおり泥酔した桜井をいじる宇崎ちゃんでしたが、桜井からポロッと「好きだ」という言葉を聞いた宇崎ちゃん。気が動転して飲みまくりで記憶をなくしてしまうほど酔っ払い、気がつけば桜井と同じふとんで……!
そんな話を亜実とマスターにするふたり。記憶はないけど何かしたわけじゃないという桜井に「年頃の若い男女がそんな状況で何もしないほうが問題でしょうが!」と逆ギレする亜実。今度は私も交えて飲みましょうと。じゃあ、今夜も飲み会やっちゃいます?という宇崎にツッコミ。「明日から学校だぞ」。愕然とする宇崎ちゃんでしたが、翌日、学校で会った桜井から「学校が始まったって、ずっと一緒なんだから遊べるだろ」と言われ、赤面する宇崎ちゃん。発言の意味に気づいた桜井も赤面。「なんすか。私とそんなに遊びたいんすか」とウザ絡みして終了でした。
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というお話。
中盤から最終話まで、ウザ絡みしつつ、桜井に意識しまくりの宇崎ちゃんをニヨニヨしながら見守る視聴者という感じでしたね。初回に、いやこのキャラデザはどうなんだろう……、と宇崎ちゃんを見て感じたのですが、これが回を追うごとに可愛く見えてくるんですよね。ウザ絡みも小学生かって感じなんですが、これにふとした瞬間に桜井への気持ちを意識して照れる宇崎ちゃんが、これが実に可愛らしく描かれているんです。思わず見ているこちらも頬が緩んでしまいます。
宇崎ちゃんのCV:大空直美さんもベストマッチ。ウザ絡みの感じは「ガブリールドロップアウト」のサターニャまんまって感じで、この人はこういうウザ可愛い演技が本当に上手。亜実さんのCV:竹達彩奈さんもいい塩梅でおかしな人を上手く演じていましたね。それに、ちょっと妄想が暴走する宇崎ちゃんママの早見沙織さんは、本当に演技の幅が広いなと感心しました。
とまあ、1クール全体を通して安定して面白い良作だったと思います。画竜点睛を欠いたのが10話の鳥取回。タイアップのアニオリでしたが、これだけが妙に浮いた話になっていて、しかもさほど面白くなかったので残念でした。
2期の制作も決まったみたいですし、また櫻井と宇崎ちゃんの寸止めラブコメが楽しめるのを心待ちにしていますよ。
{/netabare}