ももも さんの感想・評価
3.1
物語 : 2.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
スチームパンクで和洋折衷でチキチキマシン猛レースのはずが…
P.A.WORKSのオリジナルアニメ。
PAと言えば…のお仕事シリーズとはガラッと変わって、蒸気機関が主流の架空の近代世界で、チキチキマシン猛レースするっぽい作品です。
っぽいというのは、新型コロナウイルスの影響で3話で放送が中断しているため。
2020年の春アニメとして放送予定だった本作ですが、仕切り直して7月から夏クールアニメとして放送するとのこと。
絵のクオリティが高く、安定しており、キャラもシュッとしててスタイリッシュ。加えてオリジナル感の強いSF設定。
動画サイトの1話のコメントで「ものすごいGONZO臭がする」と書かれてたのを見て、確かにwwwと笑ってしまいましたが、大きな違いが一点。
シナリオがわかりやすく面白いです。悪い意味のオサレ感は無い。PAって感じです。
エンタメ系アニメとして期待してます。
完走。悪いGONZOでした。GONZOじゃないけど。
以下批判。
{netabare}印象として、レースの中に凶悪犯紛れ込ませようぜ!とか、ガンカタっぽいアクション入れようぜ!とか、「やりたいシーン」「断片的なコンセプト」だけ決めて突っ走った感じで、実のあるストーリーが読み取れず。
こういう作りって個人的にかなり嫌いです。。
そういう引っ掛かりがある状態で感想書いたので、本作が合ってた人は、以降の批判は読み飛ばしてください。orz
レースというモチーフもほぼ活きることがなく、肩透かし。急展開となった悪役ギル(ツダケン)の話が良ければ結果全て良しだったと思いますが、特に背景もない極悪人が暴れて終わりという…。
あとキャラも多すぎて、設定を匂わす程度で深堀りはせず一致団結して大団円ってのが予定調和臭がすごい。
あんなに数いらなかったでしょーっていう。
見終わって、この作品は一体何だったんだろう?という虚しい感想だけが残りました。
同種の作品にカウボーイビバップがありますが、あれはスタイリッシュさに特化し、かつそれが成功していました。
この作品はそういう「ここは良かった」点が見受けられず。何を見せたかったんだろう。
繰り返しになりますが、自分的に典型的な悪いGONZOでした。{/netabare}