みゃー さんの感想・評価
3.4
物語 : 2.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
なんか大したことない事でドヤ顔された気分
Netflix枠のオリジナルアニメ
結論から言わせてもらうと自分はそんなに面白いとは思えませんでした。
以下、ネタバレ部分はほぼ批判の感想になりますので批判系が苦手な方は下の総評まで飛ばしてください。
視聴済みの方は出来れば読んでほしいですw
{netabare}この作品、大きく4章に分けられています。
基本的に1章ごとにスポットを当てたメインキャラの過去を掘り下げてそれを詐欺案件に絡め、詐欺を成功させて結果的に当該キャラの過去も清算するという形式です。
1章目は導入部分ということもあり、トリックや展開も予想する間もなくテンポよく楽しく見ることができました。
しかし2章目以降はそれらが形骸化してしまったように感じてしまいました。
3章目、毎話流れてくる挿入歌は雰囲気を作りたいのは分かるんですけど挿入歌自体の主張が強すぎて逆に押し付けがましく感じてしまいました。
ラストの4章目、というか最終回の話なんですが、ほんとうに意味がわからないことだらけでした。
一つ目、1〜3章で騙したターゲット達が何故か協力者に。いやいやいや、それはないでしょwお前らあれだけ酷い事されて殺意とか湧かないの?って感じですw
二つ目、大統領になった男とかそんなのいちいち覚えてないから。なんでそんなとこでドヤ顔されないといけないのか。最終回でいろいろとスッキリさせてくれるのかと思ってましたけど逆に不快な気分にされました。
三つ目、ドロシーだけ救ってエダマメの母を救わなかったのは何故?最初からドロシー実は生きてたエンドをやりたかったのならエダマメ母も実は生きてたで良かったと思うんだけど。。どちらか一方を救うのなら両方救って欲しかったです。まぁドロシー生きてたエンドはただドヤりたかっただけにしか見えないけど。脚本をドヤるためにキャラの生死を懸けるのは別にいいんだけどそれならそれなりの理由を提示してほしいです。
3章目の画商の話で思い出したのですが、詐欺の話ではないけどMr.ビーンの映画(カンヌで大迷惑じゃない方)のほうがよっぽど小気味よい終わり方だったと思います。比較対象がアニメじゃなくてすいませんw {/netabare}
〜総評〜
視聴前は豪華制作陣営という評判もあったので、「えー!?そーゆーこと!?やられたわ〜」っていうのを期待していたのですがそうならなかったのは残念でした。