やまげん さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
作品名の由来は最後までわからず
原作は読んでいない。
視聴動機は、キービジュアルがよかったことと、青春群像劇という公式HPのうたい文句に惹かれたから。
{netabare}リクオの視点でストーリーが進行することが多いけど、この作品の主役は榀子とハルなんじゃないかなと感じた。なので、少女漫画を見ているような気分になった。
特に榀子は、死んでしまった想い人という、どうすることもできない過去に向き合う決意を描いていて、他の登場人物とは異質に感じた。
最終話でリクオと榀子が友達に戻るシーン、そこからリクオがハルに思いを告げに行くシーンは、ちょっと唐突な感じがした。
ここはこの作品の見どころのひとつだと思うので、もう少し丁寧に描いてくれてもよかったのではなかろうか。原作のエピソードをカットしたのかな。
作品の感想としては、つまらないというほどではないし、読後感も悪くはないのだが、あまり記憶に残らない作品になる気がする。
原作漫画が完結までに10年以上かかっているようだけど、それほどの時間をかけて描くほどのテーマかな?という気持ちがぬぐえない。
abemaTVもしくはdアニメストアで、1分~2分くらいの配信限定エピソード6編が視聴できる。
6編目はアニメの最終話の後日談が描かれていたが、この作品のラストがよかったと感じた人は、楽しめるエピソードだと思う。
配信限定にしてしまうのは、ちょっともったいない気がする。{/netabare}