鸐 さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
cv杉田さんのAIがGJ
銀髪の少年と現地娘のボーイミーツガールとすると、思考や言動の節々に違和感を感じるのですが、「パイロット支援啓発インターフェイスシステム」を搭載した戦闘機マシンキャリバーの視点になってみると、意外とすんなり物語が入ってくることに気が付きました。
おいしいところを持って行ったのもこのマシンキャリバーでしたし。
作中ではAI(人工知能)という言葉が使われていませんでしたが、おそらくAIという言葉を使用しなかったのは制作時にまだそれほどAIという言葉が一般に普及していなかったからだと思います。
しかし、AIに対する問題や利点などはしっかりと物語に組み込まれており、なかなか社会派な物語に仕上がっていました。
さてさて、言語の違う星の人類同士の会話を成り立たせるためにディープランニングを行って有能っぷりを発揮したキャリバーちゃんですが、そんな難しい言葉どこで覚えたのかしら…と思うような言葉も発していましたね。もちろん、ディープランニングが進むことで、人格に沿った話し方になっていくのはアリだと思うけど、ガルガンティアの船団にはあまりそういう話し方をする人はいなかったので、どこで学習したのかしら。という疑問はありました。ガルガンティア側の話し方と、レド側の話し方が違うのも面白いと思うけど、まあ、MENNDOUだから却下になったんでしょうかね。
作画はかなり気合が入ってる感じでしたので評価高めですが、
声優は異星語に違和感があったので評価低めです。
ロボット物としては評価が高い作品でしたので、結構期待していた作品でしたが、あれっと思う部分が多かったですね。
テレビシリーズ単体では私はそれほど魅力を感じませんでした。