「楽園追放 -Expelled from Paradise-(アニメ映画)」

総合得点
76.4
感想・評価
890
棚に入れた
4665
ランキング
716
★★★★☆ 4.0 (890)
物語
3.9
作画
4.2
声優
4.0
音楽
3.8
キャラ
4.0

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ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

明るい虚淵作品?

 まったく事前情報なしで視聴。そのために序盤に電脳社会が描かれたのでサイバーパンク的
世界で進んでいくのかと思っていたら、廃墟のような地球がメイン。
 地球が荒野のような状態になっており、西部劇風の雰囲気がある。ディンゴの風貌なんかも
それ風な感じ。

 科学的に進んでいるがある種のディストピア的環境にいた主人公が、ワイルドだが自由がある
世界で価値観を変えられていく展開は「翠星のガルガンティア」(以後ガルガンティアと表記)に
共通するものを感じたりしていたが、EDクレジットで脚本に虚淵 玄氏の名前を見つけて納得。
同じ人が書いてたわけね。
 ガルガンティアのヒディアーズや、同じく虚淵氏の「PSYCHO-PASS」のシビュラシステムは
「実は人間だった」という展開になるが、本作が逆に人間だと思われていた
フロンティアセッターが実は人工知能だったという展開。
 意外性を狙ったという点では同じなのだろうが、ショッキングな感が強かったヒディアーズや
シビュラに対して、計画がいたって平和的なものだったことや人類に対してフレンドリーな
スタンスであったこともあって、正体判明後はむしろほのぼの感が漂う。
 フロンティアセッターの作業用ロボットを介してのアンジェラ・バルザックやディンゴとの
やり取りを見ていると愛らしさも感じたりするが、そう言えばガルガンティアも人工物の
チェインバーが癒しキャラだったような。
 最終的にフロンティアセッターが無事外宇宙探索に飛び出せたという点ではハッピーエンド
なのだが、同調者がついぞ一人も現れてなかったのがややかわいそうな感も。
 決して悪くはないが、今一つ爆発力は弱かった印象。

 バトルアクションは劇場版クオリティということもあって、宇宙戦も地球での地上戦も
スピーディーで見応えあり。
 こちらもEDクレジットでモーションアドバイザーに板野 一郎氏の名前を見つけて、なんか納得。

2020/06/29

投稿 : 2020/06/29
閲覧 : 285
サンキュー:

7

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