ウェスタンガール さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
涙でいっぱい
ガチのビートルズファンではない。
ただ、ラジオをひねれば、いつも流れていたのがビートルズであった。
そんな訳で、聞こえてくるメロディとともに蘇る心象風景が、イエスタディに“失恋ソング”という勝手なイメージを植え付けていた。
まあ歌なんて、本来そう言うものかもしれない。
元々それは、ポールが14歳の時に死別した母親への想いを綴った歌であり、突然の“大切な人との別れ”を嘆くという、広く愛を失う苦しさを描いたものであったそうだ。
昨日までのぼくには、愛なんてイージーゲーム
今は消えてしまいたい
あんなに信じていたのに
突然の別れに狼狽し、自己中であったことに気付くわけだ。
そして、忌野清志郎の“イエスタディをうたって”である。
あの娘は僕にイエスタディをうたってと言った
忘れられない言葉さ
悲しそうな瞳で、悲しそうなくちびるで
僕はやっと気付くのである。
ちなみに、これはRCサクセションのセカンドシングルのB面であり、A面が“涙でいっぱい”であった。
今はもう遠くで君の笑顔を見るだけさ
どうしてさけるのさ
こんなに好きなのに
もう一度目の前で笑っておくれ
非常によくできたハートフルラブコメディである。
リクオとシナコ、大人になり切れない、心優しき自己中な二人が、ハルとロウ君の一途な愛に振り回されるお話。
ハルを演じた宮本 侑芽さん、まさにはまり役でした。
そして、彼女の一途さを歌ったエンディング、酸欠少女さユりの“葵橋”も良かった。
縦スクロールのゲーム画面が気が利いている。
game over
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(y/n)