U さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
D. ネタバレ注意 – ファンのためのアニメ
秋元康プロデュースによるデジタル(バーチャル)声優アイドル22/7による22/7アニメ
<主要登場人物>
・滝川みう:西條和
・藤間桜:天城サリー アメリカ育ち、祖母の故郷を知りたくて来日
・河野都:倉岡水巴 大阪出身、母のため父を探すため
・佐藤麗華:帆風千春 生まれてすぐ母が亡くなり父と二人暮らし、その父に後押しされて
・戸田ジュン:海乃るり 子供の頃病弱で入院時に仲良くなった子が死んでしまいその子の分まで人生を楽しむため
・丸山あかね:白沢かなえ 自分の軽はずみな行動で両親が離婚
・立川絢香:宮瀬玲奈 目指している漫画家のネタのため
・斎藤ニコル:河瀬詩 子供の頃からアイドルが夢だった
小学校の頃引っ込み思案でいじめられいた所を転校生のみうに助けられた(みうは気づいていない) ウニを魚だと思っている
・合田 蒼: 三宅健太 G.I.Pのマネージャー
<ストーリー>
人と話すのが苦手な滝川みうは笑顔どころかお客さんの顔を見ることもできずサービスエリアのバイトを首になってしまう。
母子家庭?(父のことは説明なし)でみうがアルバイトをして家計を支えているようで
首になったことを母に言えずにいた。
そんな時、芸能事務所G.I.Pから「新プロジェクトのメンバーに選ばれました」と書かれた案内状が届く。
手紙にあった上野動物園のゴリラの檻の前に行ってみると同じ手紙を受け取った同世代の少女7人の姿があった。
そこにあらわれたマネージャーと名乗る合田はみう達8人に「アイドルユニットとしてメジャーデビューしていただきます」と告げる。
合田の案内で歌やダンスの稽古場やお風呂まである立派な事務所に案内される。
メンバーの待機場となる地下室には壁と呼ばれるオブジェがあった。
この壁はプロジェクトの絶対的存在で不定期に吐き出される指令には必ず従わなければならない、G.I.Pは壁によるプロデュースを遂行するため設立されたと知らされる。
みうは人と話すのが苦手なのにアイドルなんてとんでもないとその場から逃げるが
大人に抗うため、お金のため22/7メンバーになる。
200人の観客を前にしたお披露目ライブ、雑誌の表紙、ITF(アイドルフェス)、水着の写真集と壁の指令通り動き順調にアイドルの階段を上っていた。
1年共に過ごしメンバーの絆も深まった頃、3000人規模の一周年記念ライブが決定した矢先、突然壁から解散命令が出される。
一周年記念ライブをするはずだった22/7結成日になんとなく閉鎖された事務所に向かったみうだったが、他のメンバーとファンも同じ思いで集まっていた。
22/7の再活動を望むメンバーを前にして初めて壁が口を開く「観察が目的だった。君たちは用済み」だと。
怒ったみうが壁を壊すとそこには部屋がありメンバーの幼い頃からの写真が貼られていた。
8人は壁が言うようなランダムで選ばれた訳ではなかったのだ。
部屋の奥の階段を上っていくと明かりが見え、扉を開けるとそこはファンが待つライブ会場だった。
みんながみんなアイドルを目指していたわけではなかったが今はアイドルが好きだとマイクを取る。
<メモ>
壁=秋元康っていうことでいいんですかね?
俺の言う通り動けば売れるんだよ、みたいな。
みうが「大人なんか大嫌い、一番やりたくないことをするため、大切なものを守るためアイドルになってやる」と宣言するシーンは
序盤のキーだと思うんだけど、セリフに心が入っていない(と感じました)ので説得力がなかったです。
でも、ずーっと聞いているとあのしゃべり方は自分に自信なく大人や世間に絶望している女の子という設定にあってる気がしてきました。
これが秋元マジックか!
お披露目ライブに母親が来ていて内緒にしていたのに誰が呼んだ?って
未成年の高校生をデビューさせるのに両親に許可取らないってあります?
「ご都合主義って叩かれる」っていうセリフが笑えました。
結局、みうの大切なものって何だったんだろう?
20.6.17