waon.n さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
アシタカとナウシカ
2日に渡り3作品のジブリを楽しんだ。
ナウシカ、ゲド、もののけ。
最後に観たのが「もののけ姫」
基本的なレビューのスタンスは、ある程度読み物として私からはどのように見えているかを書いているつもりでいる。願わくば、新しく作品の見方をみつけて楽しめるようにという考えての事だ。自己満の範囲でね。
この作品に限っては、無理だろう。
何がって? 新しい見方なんてない、パーフェクトすぎる。私のベストムービーかもしれん。それはつまり、ベストアニメでもある(よく変わる)。
なので、どこをどう掘りかえそうと、すごいしか出ない。語彙消失。
物語の構成、脚本、演出、原画と動画、音楽どこを切り取ってもパーフェクトなんだよなぁ。これ以上は何を言えと? アシタカが最初の物見櫓みたいな所に登る動画だけ見てやべーやつだと分かる。
始まって3分も経たぬうちに見せつけられるんだからもう、ね? これ終始続くんだよ? どんだけ分厚くなったことだろう。
動きだけじゃなく、世界観の作りこみの細かさもスゴイ。
・・・おしまい?
ってもそれだけでは書く意味もないので、少しだけ蛇足だけれど、加筆に挑戦する。
物語の類似性として、「もののけ姫」と「風の谷のナウシカ」は近い。
面白いのはこの2つは未来と過去になっているんだよね。観たことない人は分からないかも知れないけど、んなら観て欲しい、それから読みたいなら読んでもらえると良い。
未来は人間の犯した業が元になった世界で生きている人々。
過去は神々の世界で人間が起こす業を描いている。
ナウシカは受け入れるしかない世界でどう生き抜くかの話。
もののけは人間側が豊かに暮らす為に自ら業を背負って行くという話。
破壊と創造。
男と女。
アシタカとナウシカ。なんとなく男でなんとなく女なのではなくて、つまりはそういう事なんじゃないのかな。
もうめちゃくちゃ良かった。映画館で観られたのが本当に幸せだった。ありがとう!!
こんなん「もののけ姫」のBlu-ray買うわ。ついでに「風の谷のナウシカ」も欲しい。
そんなところで、おしまい。
追伸(もののけ姫関係ない)
こういった想像だけのレビューって本当は好みではないのよね、感想の域を超えてしまうから。それでもいくつかこういった書き方をしている作品はあるけれど、それは作品が良くて、何かしらのアウトプットしたい気持ちに駆られたから。