Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
愛とはなんぞや?
この作品の原作は未読ですが、久々の本格的な恋愛モノと聞いていたので視聴を楽しみにしていた作品です。
そにれ、香菜ちゃんと宮本侑芽さんも出演されるとの事だったので楽しみもひとしおです。
冬目景が18年に渡り描いた不朽の青春群像劇が待望のアニメ化。
新宿にほど近い私鉄沿線の小さな街で、
悩み、迷いながらも懸命に生きる4人の男女の姿を描いた、
人生と愛のストーリー。
ほんの少しの誤解がすれ違いを生み、それぞれの想いが錯綜する。
49%うしろ向き、
51%まえ向きに生きる、
日常のものがたり。
公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。
原作は全11巻112話で完結しているそうです(wikiより)。
青春群像劇…ジャンルで括るとそうなのかもしれません。
う~ん…一応最終回まで見ましたがモヤモヤするんですよね^^;
モヤモヤしている原因も何となく分かっています。
18年に渡り描かれた不朽の作品をアニメ化したそうですが、原作とアニメ1クールの尺が合っていなかったのではないでしょうか。
それを如実に感じたのは最終回…
「物語を纏めた」というより「ぶった切ってくっつけた」感が否めませんでした。
人の心…兎角リクオとシナコの気持ちってコロッと変えられるモノじゃ無いと思うんです。
リクオはシナコの傍に居ただけかもしれない…
だけど凍てついたシナコの心…氷山の一角を溶かしたのもリクオなんです。
そしてそれに気付かないシナコじゃありません。
それだけ大切に、そして着実に歩んできたからこそ辿り着ける場所が、物語終盤のお互いの居場所なんです。
結論…顛末は変わらないのかもしれない。
でも…だからこそ一番大切に描かなければいけない場面がバッサリ抜けているとしか思えなかったんですよね。
だから「愛とはなんぞや?」をこのアニメに問うても答えるのは難しいかな…
勿論、声優さんは良い仕事をしていたし、アニメそのものはとても丁寧に作られていたと思うので、この点は申し分無しです。
だからこそ、物語の展開が気になったのかもしれません。
それとも、恋愛作品って大体こんな感じなんでしたっけ?
自分がオッサン過ぎて感覚が麻痺しちゃったのかな?
いやいや…クラナドアフター、君嘘やとらドラ!を見たら絶対泣ける自信あるんだけどな…
皆さん、どんなレビューを書いているんだろう…
久しぶりに皆さんのレビューが気になる作品でした。
主題歌は、ユアネスさんの「籠の中に鳥」、さユりさんの「葵橋」、agehasprings feat あにー(TaNaBaTa)さんの「イエスタデイをうたって」
個人的にはさユりさんのエンディングがお気に入りでした。
1クール全12話の物語でした。
奇をてらわず背伸びをしない等身大の物語、と言う点は個人的にポイントが高いと思いました。
あとは個人の好みになるんでしょう…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。