シャベール大佐 さんの感想・評価
3.5
物語 : 2.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
人気ゲームが原作の久しぶりの新作だけど、もう少し華やかさや爽快感が欲しかったかも
90年代から続く人気ゲームシリーズが原作の、久しぶりの新作アニメ。全12話。
物語は、太正30年(大正じゃないんですね)という架空の時代の帝都・東京を舞台に、事故で壊滅した莫斯科(モスクワ)華撃団の唯一の生き残りだという謎の少女・クラーラを巡り、「帝国華撃団・花組」と「新生・莫斯科華撃団」が対峙していく、みたいな流れ。個人的には、このシリーズはゲームもアニメも過去作品に触れたことがなく、知っているのは有名な主題歌くらいという、特に思い入れのない状態で視聴しました。
というわけで、旧作との比較などはできないので、単純に今回この作品を観ただけの浅い感想になりますが、とりあえず簡単に言うと、あまり面白くはなかったです。いちばん気になったのは、主役であるはずの帝国華撃団が弱すぎてたいして活躍しないこと。なんだか常に消化不良という感じでスッキリ感がなかったです。物語自体も、いちおう最後はそれなりに纏まっていますが、全体的にあまり広がりがなくて、1クール乗り切るにはやや盛り込むネタが不足していたような感じがしました。もう少し、花組の各メンバーの魅力を引き出すようなエピソードがあると良かったように思います。
作画は、BanG Dreamなどを手掛けるサンジゲン制作のCGで、まあ普通くらいの出来。音楽は、ゲキテイをアレンジしたOP、新曲のED、どちらもいまいちでした。
最後まで観終わって、飛び抜けて悪いわけではないけれど、平凡な作品という印象でした。歌劇要素も含めて、帝国華撃団花組に、もっと華やかさや格好良さが欲しかったです。