うにおいくら さんの感想・評価
3.6
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
オジサンはこういうアニメ大好きだ
原作は大久保圭による『月刊コミックゼノン』に連載中の漫画。
舞台は16世紀初頭のルネサンス期のフィレンツェ。絵描きになりたい女性の話。
イタリアと聞いて思い出すアニメは『テルマエ・ロマエ』だが、まさか今回もあの紙芝居のようなアニメか?と嫌な予感もしながら見たがそうではなかった。
(あれはあれで面白かったが)
普通にアニメだった。
物語は男性社会の絵描きの世界で女性が成り上がっていくという立身出世物語。
主人公のアルテが新婚ほやほやの小松未可子という事で最初違和感があったが、聞き慣れてくるとそれは全くなくなった。
そろそろ旦那の前野智昭との共演も見てみたい。
鈴村健一・坂本真綾夫妻のようにガンガンと同じ作品に出て稼いでもらいたい。
内容的にはお約束の弟子入り苦難から始まって日々の喧騒と旅立ちとなって行くのだが、このパターンはお約束であるために、何度見ても安心して見られる。お約束は裏切らないという鉄板である。
水戸黄門を毎週見ていた私の両親や祖父母と同じ感覚である。
という事でオヤジには安心して見られるアニメでお勧め。
お約束だからマンネリという訳では無いので安心して見て欲しい。
「もう見飽きた」だの「先が読める」だの割とひねくれた事を日頃レビューを書いているが、その私が飽きもせずに見てられたので多分世の心優しいオヤジ達には十分楽しめるアニメだと思う。
ちなみに私はフィレンツェにもヴェネツィアにもミラノ・ローマにも行ったことがあるので懐かしい思いで見ていたが、アニメの様な街並みだったような気がするがあまり覚えていない。
所詮その程度の懐かしさである。