tag さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
こんなに昭和生まれにサービスして、大丈夫か?私にとっては、自分の、過去と現在を行き来する物語でした。
オープニングからいきなりの「わたせせいぞう」っぽい、きれいなブルーを主題にした原色一杯の画面。思わず、大学時代を過ごした90年代にタイムスリップする。
そして物語は現在と過去の交錯する二層構造。ほどんど、昔(90年代)と今(令和)を無意識に重ねてしまう自分。お父さんとよくできた娘の物語。え、これ、昭和お父さん向けのアニメ?視聴層をOver50代限定?笑いのツボは、90年代風な、なんともわざとずらしたようなコメディ。完全にはまっていました。そして心配になりました。この企画、営業的に大丈夫か?いや、最近の視聴者はおじさんとおばさんばっかなのか?とも。
あげくにエンディングテーマは、大瀧詠一の「君は天然色」!そう言えば歌詞にかくしごとみたいな?これは最初から仕組んでいた?90年代から仕込んでいたんじゃないよね?と思わずググってしまう自分。画像はまたしても「わたせせいぞう」風。あの頃のヤングジャンブにまたもやタイムスリップ。
大学の近くに目黒川が流れていたこともあり、これまたタイムスリップ。江ノ電駅から登る急な坂道にも、湘南の風景にも大学時代のノスタルジーが。。。これ、どうなんでしょう?今の観衆には、どう映るんですかね?
すいません、昭和おじさんの戯言でした。でも個人的にはツボにはまってしまいました。
”Over50”に強くお勧めします。