HAKU さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
かってに改蔵は嫌いだったのに・・・!
サンデーを読んでた頃は、かってに改蔵を嫌いで、絶対に読み飛ばしていました。
その作者さんのアニメだから観る気はなかったのですが、家族に勧められて観ることに。
観るからには3話まで観るか・・・って思っていたら、思いのほか面白い!
過去編と現在編を織り交ぜて表現するスタンスはあまり好きではないのですが、とてもいい使い方だったなと思いました。
無意味にネタバレとか、無意味にヤキモキとか、そうなるわけでもなく、ちょっとモヤモヤしつつも続きが気になるって感じでした。
驚いた時とか怒る時、泣く時などなど、本来なら喜怒哀楽を表現するのが普通ですが、このアニメはその表現がおかしいです。
ただ、そのおかしさが、「あぁ、かってに改蔵の作者さんっぽいな」って思えて、最初は白けて観ていたのを覚えています。
でも、だんだんその面白みが分かってきて、いつの間にか慣れてしまって、楽しみながら観ることができました。
{netabare}最終話、まさか感動するとは思いませんでした。
11話までの構成を全く無視して、現代編のみでの構成。
1話丸々シリアスパートでいいの?って思っている中にさらっとギャグを挟み込む・・・僕にはちょうどいい塩梅でした。最後の最後まで笑わせてもらえたし!
原作には書いてあるかもですが、もし後藤先生が新連載をするなら、アシスタントはどうするんだろう・・・。現実的には新しいアシスタントさんを雇うんでしょうけど、漫画的にはあのメンバーが揃ってほしい・・・!羅砂は無理だろうけど・・・。{/netabare}
ただ、十丸院だけは不快でした。
物語の進行上必要悪みたいなものかもしれませんが、あれだけのトラブルメーカーが平然としているのが腹立たしいです。
後藤先生が、あーだこーだ言いながら優しいから面白く仕上がるけど、どう考えても問題児でしかないです。
でも、そんな十丸院の不快さを補って余りある、姫ちゃんや羅砂がいるから癒されました。
色々分かってから、最初から観直すってのも面白いかもしれないです。
観てよかった!