ふぁんた さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
限りなく透明に近いブルー
どんな衝撃的な事件、惨劇にあっても常森監視官の色相は常に美しい。
彼女もまた、ある種の免罪体質なんでしょう。
新たな特異者、鹿矛囲と黒く染める男、東金を軸にシビュラの不備とその成り立ちを語る本作。
シビュラ範囲外の者がシビュラを否定するという
1期の内容と似ており、話数、作画、展開全てが水で薄めたような出来です。
鹿矛囲と東金、否定する者と絶対的な肯定をする者。
2軸が面白く展開しそうで、しません。
脚本が全く面白くないです。
既視感があるとはいえ、舞台設定はそれなりにあるので、
料理のしようによっては違った視点での面白い作品を生み出せるだろうに、
なぜこうも凡庸な二番煎じを行うのでしょうかね。
一期からの成長があるとはいえ、朱の万能感、
人間味を失った感情はちょっと不安になります。
一方の憎まれ役、霜月監視官は人間臭く、
自己保身第一で非常に魅力的な新キャラでした。
あと1期から気になっていたタバコ。
オフィス内やジムでタバコってありえないでしょう。
ハードボイルドのアイコンとしてのタバコ。
前作の著名人の引用同様、キャラ付け表現が古臭く観念的で恥ずかしいんですよね。
2期もop/edとも素晴らしいですね。
時雨の曲は中毒性が高いです。。
2期でよかったのはギノが父親を追いかけているような描写、
百合関係がなんか発展拡張しそうなところですね。