「かくしごと(TVアニメ動画)」

総合得点
85.9
感想・評価
779
棚に入れた
3017
ランキング
221
★★★★☆ 3.9 (779)
物語
3.9
作画
3.8
声優
3.9
音楽
3.9
キャラ
3.9

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ローズ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

親として

下ネタ漫画を描いていた後藤可久士。
娘に職業がバレる事を恐れて、色々な手を打つ。
愛情たっぷりに育てられている後藤姫だった。


物語は姫が小学生時代、高校生時代の2つに分かれています。

姫が小学生時代。
基本的にギャグテイスト。
タイトルからもセンスが垣間見れます。
可久士にとって漫画家という事を隠すのに必至。
その制約があるために綻びが生じます。
漫画家といっても人それぞれ。
手塚・赤塚などの大物漫画家。
同人などで自主制作するアマチュア。
作品を作るという点では変わりませんが、才能の違いはありますね。
個人的には画が下手なので、漫画家は無理。
それに稼ぎが安定しない事が困りものです。

姫が高校生時代。
1話から伏線が見られます。
それらを一気に回収するのが最終話。
ネタバレになるので書けませんが、シリアス展開で泣けます。
小学生時代に母親がいなかった事。
高校生時代に可久士が現れなかった事。
その全ての回答が最終話に。
おっと、最終話だけを視聴するっていうのは野暮ってもんですよ。

基本的に親目線で子供の成長を見守る作品。
その子供(姫)が可愛い事、可愛い事。
爺さんにあたる戒潟魁吏。
これは当然、東山魁夷さんがモデルですね。
作品は知らなくても『東山ブルー』は有名です。
政治家の娘を嫁に貰って日本画壇の頂点に君臨した某H氏とは実力が違います。
こんな俗物と同時代なんて不運としか言いようがありません。

誰にでも秘密があるのは当然です。
墓まで持っていく人もいるでしょう。
私達には知る権利を持っています。
ただし、その権利もプライバシーを尊重しなければなりません。
傲慢な政治家などは、どんどん叩いたらよろし。
「水清くて魚住まず」という言葉もありますが、
選挙で選ばれた国民の代表なので、情報開示は必須ですね。
えっ、私ですか?
当然、秘密を持っています。
誰にも言わないで墓までコースは確定です。


可久士の隠し事。
それは、可久士の描く仕事。
さらに最終話で明かされる『かくしごと』
その『かくしごと』の結末や如何に。
全12話。
週末などを利用して一気見して下さい。

投稿 : 2020/06/20
閲覧 : 347
サンキュー:

47

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