タック二階堂 さんの感想・評価
3.2
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
らしからぬ…
詳細はドラッカー『マネジメント』でも読んで
ください。
2011年の作品とは言え、Production I.Gらしからぬ
適当な作画、キャラデザ……は、あの本の表紙っぽい
といえば、そうなのかもなって感じですが。
全10話で、なんか駆け足展開。アニメに注力する前
なのでしょうか。NHKらしからぬ尺の足りなさ。
どっちも、らしくないという作品に感じました。
ま、ある意味NHKらしく、萌えもなければギャグも
ない。至って真面目に作られたアニメって感じ。
ただ、それが面白いかというと、また別の話です。
序盤こそ、マネジメントを意識した組織改革を
女子高生が野球部に対して行うという面白い視点が
生かされてましたが、終盤のお涙頂戴は少し
白けてしまいました。
ただ、野球の試合の描写は、なかなか良い感じです。
9年前の作品ですが「球詠」よりもしっかりしている
というのは、さすがI.Gというべきでしょうか。
しかもテンポもいいので観やすいです。
まあ、試合自体がこの作品にとって重要ではないと
いうところでもありますけど。
野球アニメとして観るべきではない作品。
ただ、尺が足りないため、マネジメントのお勉強と
いうのも物足りないという中途半端な作品になって
しまった感じです。スカッとすることも、感動する
ことも特にない、教科書みたいな作品でした。