ハウトゥーバトル さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
個性が溢れる作品
序盤 おお
中盤 ??
終盤 おおお
この話は日本の怪談の話
ジャンルはホラー
英題の通り日本の昔の伝統的なホラー(怪談)を監督独自の解釈でアニメをつくったらしいです。
最初の四話は「東海道四谷怪談」次の四話は「天守物語」終盤の三話は「化猫」時代設定は共通して江戸かな?
全3エピソードから構成されます。それぞれにつながりはなく、監督もそれぞれで違います。先程も言ったとおり独自の解釈で語られるのでもとの話と多少違ったり、もとの話に後日談的な解説があったりします。それぞれの個性が生かされた作風となっており、比較がしやすく楽しめました。ホラーと言いながらもホラー要素が強かったのは最初の四谷怪談だけかなというイメージです。名前に怪談とついてるぐらいですからね。中盤の「天守物語」は妖怪の物語という感じです。恋愛ものでもあり時代設定が江戸なので安直な展開が多いのあまりすきじゃありません。そしてこの天守物語の主人公が嫌いです。終盤の「化猫」はなんというか気味が悪いという印象です。言葉と言葉の間に一定の間が存在しており、キャラデザや作画のせいもありかなり混沌とした、しかし物語として成り立っている実に不思議な作品となっています。かなり面白いです。物語の展開もかなり不思議なものとなり一筋縄では行かないような展開が続きます。後にこの化猫の主人公を主人公とした(?)アニメ「モノノ怪」というものが存在するくらいですからきっとうけたのでしょう。受ける理由はなんとなくわかります。