鰺鱒 さんの感想・評価
2.7
物語 : 2.0
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 2.0
状態:途中で断念した
コミュニケーションの改善だけで物語が消える
原作知らず。
何も語らずあとから「言わなかったか?」と切り出す元・エースは、とある理由で「裏切り者」とよばれ学園中のヘイトを一身に集める。そんな彼が落ちこぼれな女子魔導士グループの教官役を命じられる。
リーダーながら短絡的で猪突猛進タイプな人の話を聞かないヒロイン一号。自らを「女神」と称し、トップクラスの実力・能力を持ちながら人の話を聞かないヒロイン2号。確かな剣技をもちながらあまりのあがり症で人の話を聞けないヒロイン3号。主人公が「裏切り者」となる前の姿に憧れ、そのあこがれが裏切られた形となってしまい主人公を偏に意識してしまい人の話を聞かないヒロイン4号。などなどが織りなすファンタジー学園ハーレム教師生徒もの。
全てがこれ。お話の展開も人間関係も主人公のかっこつけも全て「ちゃんとコミュニケーションをとる」がなされていないがため。
第三話の終わり際、屋台の親父が流した涙が僕にとってのピークでした。
お薦めしづらい作品です。
10話までなんとなく観てきましたが、離脱しました。
つまらなかった。
時期の割にキャラデザが古いと感じました。
アニメーションとしては質が低いと感じました。魔導バトルが全く見せ場になっていません。
サービスシーンは多めです。
{netabare}
「テンプレ作品ながら大事なところで悪い方にテンプレートを踏み外した」、というのが印象です。
――想定を遙かに超えた想定内
テンプレよろしく、ヒロインたち性格付けがいろいろなされてはいるものの、先に書いたとおり全てが「コミュニケーションの不足」に帰結する問題なので、バリエーションを広げる結果につながらず、飽きます。ほかの設定、できなかったのかな。
よくある展開として、「教官」の指導によって各員が抱える問題をクリアしていって。。。というを期待するところなのですが、これが予想に反して何にも解決していきません。あがり症の子は一見克服できたように描かれますが、戦闘ができるようにはなったものの、結局「伝えるべき時に伝えるべきことを伝える」ができないまま。全員がいずれも、成長曲線がフラットなままでした。これで残り2話で急成長されても困ります。
たぶんメインヒロインの子が、猪突猛進馬鹿のまま10話に到達したのを観て離脱決定。もういいよ。
{/netabare}