りむぅ さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
間近に迫るお別れ
この作品は膵臓の病気を患い死んでしまう1人の女子高生「君」と、友達がいない根暗で読書好きな男子高校生「僕」の青春の物語です。
✂ーーーーーーーーーーーーーーー内容ーーーーーーーーーーーーーーーー✂
ある日病院で「君」の共病文庫と出くわした「僕」。それは病気のことなどを綴った日記のようなものであった。「君」は「僕」にだけ病気の事、死んでしまうことを話す。
その翌日から「君」は「僕」に干渉するようになってきた。
正反対の「僕」と「君」。2人は徐々に心の距離を縮めていった。
しかし病は、着実に彼女の体を蝕んでいく。
急に「君」が入院することになった。数値が少しおかしかったらしい。
彼女の入院期間が伸びてしまう。「僕」は気が気でなかった。
「君」が退院した。
彼女が退院して真っ先に合う約束をした「僕」。
しかし、約束の時間になっても彼女は現れなかった。
テレビ「〜今日○○市内で○○歳の女子高生が胸部を刺され死亡が確認されました。」
その画面に映っていたのは見間違えようのない「君」だった。
「僕」は「君」のお葬式には出なかった。
「僕」はしばらく部屋にこもり、現実を受け入れまいと読書に浸っていた。
そんな日々を過ごしていくうちに「君」の死を受け入れるようになってきた。
「僕」は「君」の家を訪れた。「僕」は共病文庫を受け取った。
そこには「君」の遺書が綴ってあった。僕は感情を隠すことが出来ず、泣いた。
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【感想】
この作品は「君」が残りの人生を「僕」と一緒に過ごす。という物語です。
私はこの物語を「君」が「僕」を残りの人生で変えてくれた。といった感じに解釈しました。本当にすごく泣きました。周りの態度が変わるのが嫌で明るく元気な素振りを見せる「君」は切ないけどすっごく超可愛くて、人間に興味が無い「僕」は「君」に会い変わる、という私の涙のドストライクゾーンだなと思いました。「君」が刺されて死んでしまった時私は「僕」の気持ちを想像し、涙が止まりませんでした。
見終えたばかりで全然気持ちがまとめられてませんが、とにかくとっても大大大っ好きな作品です!!!
こんなにも美しく、綺麗な青春が送りたいものです。