tomledoru さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
新旧混在で面白いね、、ストーリーは後半引きつけられます
2クールあって前半はただの浪人生がパソコンと呼ばれるアンドロイドを拾ってくると言うお話です。別段お話に起伏もなく、淡々と過ぎていきますが、拾ってきたパソコンのちぃが可愛すぎてだんだんと秀樹は心を奪われ始めます。
ちぃが、さらわれたあたりから話が急展開してちぃの過去や秘められた力や姉妹の関係などが明かされていきます。ちょっと回数的には後半詰め込みすぎちゃうかなと言う感想を持ちました。
しかし、秀樹が、ちぃを選んだことで、他のパソコンの個別認識する能力をストップさせずに済んだと言うこと、自分だけの人を選ぶと言うことで、自分のプログラムを守っ言う点でハッピーエンドで良かったんではないかと思います。
古い作品なのでパソコンにやたら線をつなぐモニターやメモリはしょぼいわと言う当時の水準で描かれていますが、内容としては人間型のパソコンと言うことで近未来を表現したかったのでしょう。この辺は笑ってしまうギャップでした。パソコンを取り巻く現在の端末に線を繋がなくてもいかに動くか、ワイヤレスでいかに家のものをコントロールするかと言う時代に入っているのに配線だらけと言うのは滑稽だなと思います。
人間と擬似人間の恋愛などを扱った作品はイブ時間やプラスティックメモリーズが、ありますが、人間と人間型パソコンの恋愛を描いた作品としてはこれらとはまた違った味わいがあるのでみる価値はあると思います。
CLAMPの作品にしてはちょっとおとなむきかなと言う印象持って珍しく見ています。リセットスイッチが陰部にあると言う設定は一生できないと言うことです。どんなに好きでも結ばれる事はないと言う選択肢は秀樹が選んだのでしょう。予備校生と言う立場は途中からどっかへ吹き飛んでいてしまったようで勉強のほうは大丈夫なんでしょうか主人公の秀樹は。