ミュラー さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.0
作画 : 5.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
すんばらしい背景をベースに描かれる恋愛物語
ようやく見ましたこの映画。
一言で言うとタイトルの通り。
別に環境破壊だとか異常気象だとか、そんなものは脇役でしか無いでしょう?
今、現実にコロナウイルスのパンデミックで世界が大変な状況の中、やはり人と人の出会いほど大切なものって無いよね。って思ってしまいます。
映画で繰り返し出てくる、雨あがりの東京の街並み。
キラキラしていて本当に美しい。
というかこの表現が無かったら、この映画の存在意義は半分以上失われるでしょう?
晴れると気分も晴れるよね。そういう、ああ綺麗だな、と単純に感じさせることができたら、それだけで成功でしょう。
そんなすんばらしい背景作画のもと、綴られる若者二人の恋物語。贅沢だなあって思ってしまいます。ストーリー的には平凡な気がしますけどね。
平凡なストーリーを1本の映画として、非凡な作品に仕上げたその手腕は評価します。
とにかく誰もが感嘆するほとの作画の良さで、この映画は成り立っていると言っても過言じゃないでしょう。
同じ監督だからって、「君の名は」と比較するのはレビューとしてどうなの?って思います。だから敢えて書きません。