二足歩行したくない さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
ドキッ!丸ごとAI NPCだらけの仮想世界大戦
SAO3期の第2部。
前作、"ソードアート・オンライン アリシゼーション"の直接の続編で、本作のラストも次回に続く終わり方になっています。
特に本作は最終話の12話で話の区切りもついておらず、終了時には通常通り13話の次回予告も行われます。
本作だけ見ても話途中で、3部も見ないと完了しないため注意が必要です。
引き続きアンダーワールドが舞台となります。
セントラル・カセドラルにてアドミニストレータを打ち破ったキリトは、フラクトライトに問題が発生し心身を喪失してしまう。
整合騎士アリスはそんなキリトを連れ、ルーリッド村の外れで彼の面倒を見ながら静かに暮らしていたが、ダークテリトリーの襲撃が近い事を知り、半ば廃人となったキリトを連れて戦場に赴く。
一方で、前作ラストで謎の襲撃にあったオーシャンタートルでは、襲撃者が目標とするアリスを奪うためにアンダーワールドにログインする。
また、オーシャンタートルにいたアスナもまた、アンダーワールドへのログインを決意する。
アスナが実際にアンダーワールドに登場するのは後半になってからで、本作も基本的に、仮想世界のシーンがほとんどです。
また、キリトが精神喪失状態のため、本作はほぼAIのNPCがメインです。
ただのNPCじゃないという説明は前作からあったものの、本作から初めて登場するキャラも多く、新規キャラが「毎度おなじみ、整合騎士の~~様」でございと登場し、新規の「敵幹部の~~様」と熱いバトルをするシーンが何話も続くため、このシーンって必要なの?と感じることが多々あったように思えます。
おもしろくなったと思えたのは後半、ようやくアスナが参戦したあたりからで、それまでは展開のテンポも良くなく、敵味方共にキャラの魅力もあまり感じられませんでした。
レイパー侯爵のライオスや、全裸のアドミニストレータ様が懐かしいです。
そんなわけで個人的には今ひとつな感じでしたが、ただ本作ラストでは、今後いつものパーティーが参戦するような感じを匂わせていて、敵の大将も過去のSAOのボスに引けを取らないHENTAIの雰囲気が醸し出されているので、次回作については期待できそうな終わり方だったように思えます。
状況に絶望感を感じられないのが難点で、いつものメンバーが参戦しても、一方的な敵の虐殺ショーが始まるだけじゃないかと思わなくもないですが。
とりあえず、これでリアタイに追いついたので、7月からの次回作を楽しみにしています。