ヘラチオ さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.5
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
やっぱり絵が綺麗
大切なものを守るのと引き換えに僕は、僕の未来を売り払ったんだ。
良家の子女のみが通うことを許される女学校。父親と「契約」を交わしたイザベラ・ヨークにとって、白椿が咲き誇る美しいこの場所は牢獄そのもので……。
未来への希望や期待を失っていたイザベラの前に現れたのは、教育係として雇われたヴァイオレット・エヴァーガーデンだった。というのがあらすじ。
まず思ったことは、安定の作画力素晴らしいということ。
作画のクオリティかなり高い。
イザベラは最初、ヴァイオレットを快く思っていなかったし、女学校でも馴染もうとはしなかった。だが、ヴァイオレットと過ごすうちに打ち解けていく。
{netabare}イザベラの元の名前はエイミーで孤児だったテイラーを引き取って苦労しながら妹として育てつつ、一緒に生活していたところ、実は名家であるヨーク家の娘であることが判明し、名前を捨てて父に付いていけば、テイラーを育てると言われ、その通りにする。そこに多少の葛藤が。{/netabare}
この話が思いのほか短くてもう終わり?と思ってしまったが、後半がやはり核心。
{netabare}ヴァイオレットが孤児院を抜け出してきたテイラーがヴァイオレットの職場を訪ねて郵便配達をしたいと申し出る。イザベラが学校を卒業してから音沙汰がなくなったみたいで、それを探してもいる。
テイラーは読み書きができなかったけれど、練習して手紙を書き、イザベラのところまで行くけれども手紙だけで一人前になるまで会わない決心をするのであります。
一方でイザベラはエイミーと記してあり、一緒に過ごした日々を思い出して一人称が嫁ぐために矯正した名家の子女にふさわしい「わたくし」から孤独に過ごしていた頃用いていた「僕」に戻る。テイラーの成長に感動しきり。{/netabare}
見終わって、心が温まった。2人の前途は明るい。
ただ、もう少し感動ほしいという欲が。
本ちゃんの劇場版には期待してます。
主題歌
エイミー 歌 茅原実里
作詞も茅原実里がしている。