ニワカオヤジ さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
「お願いマッスル」を聴きながらレビューを書いてしまった
まず、作画が原作よりかなり良くなっていました。
原作は、イラスト的な上手さはあって単行本の表紙とかはすごく良いんですが、動きの表現やキャラを俯瞰するのが苦手なようで、顔・体とも正面から見た絵以外は微妙です。
登場人物は華奢なイメージの子が多いと思うんですが、
・横顔になると顔が薄っぺらくて頭が分厚い。⇒「背中に鬼神が宿ってる」
・ウェスト含め体幹の前後径が太すぎて、デブというかマッチョみたい。⇒「ナイスマッチョ!」
・ガヴリールが着替える時に見える肩幅が異様に広い。⇒「肩にちっちゃい重機乗っけてんのかーい!」
など、気になり出すと街雄鳴造を呼び出したくなるほどの違和感があります。
しかしアニメではさすがに動かすプロだけあってその辺のバランスが非常に良かったです。⇒「仕上がってるよ仕上がってるよ!」
・・・ダンベル終わり。
天使と悪魔という定義が、平均的な日本人が何となく思い描いているキリスト教の天使と悪魔という感じで、結局どういう存在なのか分からず、活用できていないなと思うことが多々ありました。
天国での住居が日本で見られるようなプレハブ工法の一般的な住宅だったり、長寿というか不老不死なはずの天使が核家族だったり、と最初にちゃんと設定せずに勢いで連載を開始しちゃったのかも知れません。
ネットの浸透していない北欧かどこかの国から来た四人組が日本での学園生活とネット社会に翻弄されるという設定でも全く困らなかったでしょう。
ただし、そんなグダグダ設定が些末な問題に思えるほど、キャラクター達は魅力的で、普通の日常ものとして面白かったです。
・ガヴとラフィ:天使らしからぬ悪魔っぷり。もはや日本語として破綻していますがそうとしか表現できない。
・ヴィーネ:悪魔らしからぬ天使っぷり。可愛すぎて、瞬時にして「俺の嫁」候補ナンバー1に躍り出ました。
・サターニャ:天使のような無垢さとダメ悪魔っぷり。一番面白くしてくれた存在です。嫁にしたくはないですが・・・「頑張るあなたは美しい!」