ねごしエイタ さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
絶望に見えた先を切り開いたのは?
地球のてっぺんに行くと北極へ旅立ったきり、祖父と乗っていった「ダバイ号」帰ってこなかったです。数年たって主人公のサーシャが、一人旅立って真相を究明し、帰還するお話です。吹替版を見たです。
十数年前を思い起こす、私の幼かったころに見たような独特の作画だったです。色の色彩もはっきりとしていて、キャラ、背景と共に絵画のようなセル画アニメを見ているようだったです。でもこういうのが、元祖アニメという気がするです。
{netabare} 祖父の乗った船は、捜索しても見つからない状況の中、祖父の遺品からあるものを見つけたサーシャが、それを手掛かりにいてもたってもいられなく、大胆な行動に移すのです。
決して平たんな路でなかったです。「MARCO 母をたずねて三千里」に例えると、マルコみたいに騙されたりもしたです。それにもくじけず、たくましく前を向くサーシャを見たです。そして、協力者達と船に乗る機会をつかむのです。
険しい航路の果てに、後戻りもできない何があるのかもわからない、過酷の状況の中、仲間割れまがいもあったりしたです。
ここで、なぜか船で飼われていた犬の導きにより、サーシャと思いがけない場所での再会を果たすところが、できすぎた感あったです。この犬に霊視でもできたのだろうか?です。そこで、得た物により、過去を知り道が開け、目的を果たすにいたったのです。{/netabare}
愛する祖父と家族の名誉のために、勇気ある少女の行動だったです。たくましく進む冒険だったです。逆境に立たされ、少し仲間に恨まれることがあっても、活路が見いだされたです。最後には、分かり合えたです。
{netabare} EDで、仲間と共にダバイ号と帰還したサーシャが、両親に再会する姿が良かったです。家族の名誉も救った光景でしょうです。{/netabare}