森可成 さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ツッコミどころはあるが人に薦められるアニメ
中二、荒唐無稽、超展開。
普通のアニメだと崩壊間違いなしの要素を
詰め込んで破綻しなかったことが素晴らしいです。
正にアニメでなくてはできない物語でした。
それはやっぱりルルーシュの魅力に
助けられてのことなのでしょう。
頭脳明晰容姿端麗。
正義感が強く、自尊心が高い。
一見お近づきになりたくないタイプです。
しかし、体力がない。
目的のために手段をえらばないと思いきや、
踏ん切りがつかなかったりする。
シャーリーの気持ちにとんと気づかない。
明らかに作戦失敗してるのに言い訳でごまかす。
・・・すっごく人間臭いんですよ。
劇中の人物達はこういったルルーシュというかゼロの
人間臭いところを基本的に知る由もありません。
だからルルーシュは更に見得を張らざるを得ず、
また苦労する。
その結果悲劇、悲劇、また悲劇。
この過程を見せられるとね、そりゃ応援しますって。
そしてそんな人間臭いルルーシュが最終的に
選ぶ選択・・・。
おお・・・成長したな、と胸が熱くなるわけです。
あとは、ナイトメアがいいですわ。
紅蓮弐式がカッコよすぎてね。
紅蓮は飛ばなくていいんすよ。
掴んでボンッでいいんです。
まあ、ツッコミどころはある作品です。
ストーリーでアレなところは
主観が大きく左右しますし、
まとめサイトとか見ればわかると思うので
私からは設定で一つ。
神聖ブリタニアの植民地である
日本が舞台ということもあって、
出てくるキャラクターは英語を
しゃべっている設定だと思ってました。
人種、立場を問わず会話が成立してるし。
でも
「yes,your highness」
とか
「all hail britannia」
はいきなり英語になるじゃないですか。
じゃあ、普段日本語しゃべってるの?
それってどんなブリタニア帝国?
慣用表現だし、この中二感はたまらないので
演出として仕方ないと思いつつも、
この手のセリフには
毎回笑ってました。
皇帝の「all hail britannia」
は元々誰もが笑ったと思いますけど。