シボ さんの感想・評価
4.9
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
こんなにも切ない選択ってありますか!?
アニメ版から、あの翔子さんの謎の続きが知りたくて
レンタルしてしまいました。
以下ネタバレの恥ずかしい感想なので、視聴前の人は読まないで下さい!
(わざわざそう書かなきゃいけないほど先がどうなってしまうのか
胸を締め付けられながら観てたので・・・)
クリスマスを前にしたある日、大人の翔子さんが突然、家にやって
来ます。
(翔子さんがいっぱいなので
大人バージョンは翔子さん
小、中学生は翔子ちゃん わかりずらい・・)
双葉も言ってたけどちょっとしたうらやましい修羅場に。笑。
かえでちゃんとは兄弟、仲良くやってるみたいで、なんか嬉しい。
アニメ版で謎だった翔子さんは自ら中学生の翔子ちゃんと同一人物で
思春期症候群によって、現れたと告白します。
最初、翔子さんの振る舞いを観てたら、心臓病の翔子ちゃんの
叶えられなかった夢を実現するために現れたのだと思ってました。
江の島での翔子さんとのデートでウエディング姿の翔子さんの胸の
移植の傷があったので、移植手術が成功した未来からきたことが
徐々にわかってきます。
病室で中学生翔子ちゃんが弱気になって時に頭をやさしく撫でる咲太。
(咲太は、未来の翔子さんや麻衣さんによってホント成長したな~)
翔子ちゃんを勇気づける言葉「ありがとう、頑張ったね、大好きだよ」
これって言いだしたの高校生の翔子さんじゃなかったけ?
誰だっけ? ちょっと時間軸に混乱しつつ視聴。
なんか出会う人達同士が良い影響を与え合うループなのかな?
そんな中、話は確信に・・
病院で傷跡が開いてベットに横たわる咲太に翔子さんが現れて
未来の自分はクリスマスの夜に事故で脳死になった咲太の心臓を
移植されて生きていると告白します。
そして病室に来ていた麻衣さんもその話を聞いてしまいます。
ここからはどんどん切なすぎる展開に
恥ずかしながら、
もう泣いてない瞬間がないくらいずーと泣きながら観てました。
帰り道で、咲太に何も言わせないくらいに、幸せな自分との未来を
選択するよう説得する麻衣さん。
(そのままだったら咲太なら死を受け入れちゃうだろうし)
学校帰りでの踏切で咲太の死が迫ってることを知った双葉の涙する姿に
またも涙です。 あ~~~、ずーと涙止まらないよ~~。。
駅のホームのシーン
たとえ死ぬとしても翔子ちゃんを救わない未来を選択しないだろう咲太を
麻衣が必死に説得するところは苦しかったな~。
(それは大好きな人が避けられるかもしれない死を受け入れられないのは
当たり前だし、そんな選択を強いる自分を嫌いになっても良いから
生きてほしいってのも痛いほど響きます)
その後、部屋に戻ってから、こんどは咲太のほうが
「麻衣さんを泣かせたくない。まだ死にたくない」と翔子さん告げます。
翔子さんは「よく頑張ったね」って優しく抱きしめるシーン。
この生死のどっちを選んでも、苦しくて幸せになれない
どうしようもない状況に観てるこちらが胸が締め付けられます。
そして
咲太は自分が死んでも翔子ちゃんを救う道を選びます。
しかし死を覚悟した咲太を突然麻衣さんが突き飛ばして身代わりに
ってまさかの展開に衝撃でした。
麻衣さんが死んでしまった喪失感が観てる自分もいっぱいな中、
翔子さんがまた現れて、もう一度過去に戻ることに。
過去に戻って選択を変えるのは翔子さんの未来を奪うことに・・
わかってて送り出す翔子さんの涙に・・・また涙腺崩壊なのです。
あのクリスマスの事故から咲太と麻衣が死なない結果を選択します。
その後
病室での集中治療室にいる翔子ちゃんのすべてを理解したうえでの
やり取りは、なんてすごい子なんだろうって またまた涙なのです~。
過去を改変する時の
アニメシーンのフラッシュバックはアニメ版をついこの間観た私にとって
どれも素敵なカットで褒美のようでした。
それまでのことすべてが夢の中の認識?になってしまってた咲太と麻衣
の前にある親子の姿が・・。
江の島の砂浜での翔子ちゃん咲太がお互いを思い出して
呼び合うラストは、翔子ちゃん元気で生きててくれたよ~~!!
どうして無事だったのかとか説明がなくて少し謎な部分もありますけど
全員が生きてるシナリオは素直に嬉しかったな!!
あのどっちを選んでもバッドエンドな展開から、みんなよく頑張った!!
自分が願っていた嬉し泣きの出来る最高の終わり方でした。
あ~もうびっくりするくらいずっと涙だだ洩れでした。
映画館だったらやばかった。
アニメ版だけでなく観てホントに良かった素晴らしい作品でした。